フロリダ州ウィンターガーデンで釣り中の男性がワニに襲われ死亡
フロリダ州ウィンターガーデンにあるドクター・ブラッドフォード記念公園で10月16日金曜日、釣り糸を垂れていた71歳の男性がワニに襲われ、死亡した。
フロリダ州魚類野生生物保護委員会(FWC)によると、犠牲者は同市在住のスティーブン・ハミルトンさん。現地時間の午後5時頃、ハミルトンさんがアポプカ湖に隣接する公園の池の岸辺にいたところ、体長約11フィート8インチ(約3.56メートル)のワニに襲われ、水中に引きずり込まれた。
ウィンターガーデン警察のマイケル・メイソン警部によると、当局は当時、現場付近でワニが目撃されているという通報は受けていなかった。同公園はアポプカ湖周辺の池に面しており、ワニが生息していることは珍しくない場所だという。
救助活動の難航とワニの駆除
通報を受けてウィンターガーデン警察と消防隊が現場に急行したが、救助活動は難航した。ウィンターガーデン消防局のホセ・ゲインザ局長がメディアに語ったところによると、現場周辺に他のワニが多数活動しており、救助隊がハミルトンさんに近づくことを阻む要因となった。
ハミルトンさんの遺体は、襲撃から約2時間後に水中で収容された。襲撃に関与したワニは、州の専門の捕獲業者によって現場で捕獲され、その後殺処分された。
メイソン警部は、この地域の住民や訪問者に対し「周囲の状況に常に注意を払い、安全を確保してほしい」と呼びかけた。また、ワニについて「大人しそうに見え、フロリダの象徴のように感じられるかもしれないが、非常に危険な存在になり得る」と警告し、野生動物との距離を保つよう強調した。

州内でのワニによる被害状況
今回の事故は、2026年に入ってからフロリダ州で確認された2件目のワニによる死亡事故となる。6月には、オーランド近郊のイコンロカッチー川で、31歳のブリタニー・クラークさんが遊泳中に13フィートのワニに襲われ死亡する痛ましい事故が発生していた。
FWCの記録によると、フロリダ州では1948年以降、少なくとも34人がワニの襲撃により命を落としている。ワニの襲撃自体は統計的に稀な事象であり、年間を通じた発生件数は通常12件前後で推移しているが、2023年には23件の襲撃が報告され、そのうち2件が死亡事故であった。
今回の死亡事故を受け、当局は現在、FWCとウィンターガーデン警察が合同で調査を進めている。事件の目撃情報がある場合は、ウィンターガーデン警察のケビン・バーガー刑事(407-656-3636、内線6320)まで連絡するよう求めている。