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2026-01-06 03:30:00
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CESに見るテックトレンド
デル・テクノロジーズ(以下、デル)は1月5日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスで開催中の「CES 2026」に合わせて、プレミアムノートPC「XPS」シリーズの新モデルを発表した。
デルはCES 2025でPCブランド戦略を変更し、社名と同じ「Dell」ブランドへの統一を発表していた。XPSに関してだけだが、わずか1年で方針を転換したことになる。
その背景と新型XPSに関する詳細を解説する。
「みなさんが正しかった」ブランド戦略を撤回

デルは2025年のCESで、ブランド戦略の簡素化を発表。従来より限られたブランドで広範囲の市場をカバーする方針を掲げ、XPSやLatitude、Inspiron、Vostroなどの個人・法人向けPCブランドの廃止を発表していた。
デルで副会長兼最高執行責任者を務めるジェフ・クラーク(Jeff Clarke)氏は、このブランド戦略変更に限界があったと認めた。「(顧客の)みなさんの声に耳を傾けなかったことをお詫びしたい。ブランドについて、みなさんが正しかった」と述べた。
XPSブランド復活の決定打には複数の要因があった。メディアやエコシステムパートナーからの強いフィードバックに加え、グーグルや自社サイトの検索データを監視した結果、顧客がXPSから離れず、継続的に検索していることが判明したという。

PC業界は厳しい状況に直面している。Windows 10のサポート終了による買い替え需要は落ち着き、個人向けPCで広いシェアを持つインテル製CPUの世代交代も遅延。AI PCへの期待も、1年前の予測ほどには需要をけん引できていない。さらに、2026年にはメモリ不足が深刻化する見込みだ。
デルはポートフォリオを改めて見直すことで、こうした逆境に対応しようとしている。

個人向けブランドは今後、メインストリーム製品に「Dell」、プレミアム製品に「XPS」ブランドを使用する構成になる(ゲーミングの「Alienware」は継続)。以前発表されていた「Dell Plus」階層は廃止となる。
ただし、Latitude、Inspiron、Vostroの各ブランドは復活せず、法人向けには「Dell Pro」ブランドが継続する。
薄さ14.6mm・27時間駆動「史上最高のXPS」

ブランド復活第一号となる新型XPS 14およびXPS 16は、2026年1月からグローバルで展開される。
筐体にはCNC加工アルミニウムフレームとコーニング製「ゴリラガラス3」を採用し、強化されたユニボディデザインを実現した。XPSのロゴが製品の天板中央に配置されるなど、デザイン面でもブランドの復活が反映されている。

キーボードは、前のXPSで廃止されていた物理的なファンクションキーを復活。キーは彫刻加工が施され、正確かつ高速なタイピングが可能になった。タッチパッドには微細なエッチング加工が施され、タッチ可能な範囲を判別しやすくなっている。
ディスプレイは、2K解像度のLCDまたはタンデムOLEDから選択可能。
可変リフレッシュレート技術(最大120Hz)を採用。メール作成時など動きの少ない作業の時は1Hzまで下がり、動画視聴時は120Hzまで上昇することで、自動的にバッテリー管理を行う。
バッテリーは70Whrの容量を維持しながら、前世代比で23%小型化、12%軽量化を実現した。デルによると、ネットフリックスのストリーミング視聴時で最大27時間、ローカルビデオ再生で40時間以上の連続使用が可能だという。

プロセッサーはインテルの「Core Ultraシリーズ(Series 3)」を搭載し、マイクロソフトの定めるAI PC規格「Copilot+PC」に準拠。Intel Arcグラフィックスと12 XEコアを内蔵し、前世代比50%のグラフィックス性能向上、最大57%のAI性能向上を実現している。
ウェブカメラは8MPのものを搭載。デルは「ノートPCに統合されたものとしては最も薄く、狭い設計のもの」だと説明していた。
本体の厚さは14.6mmと、XPS史上最も薄型設計に。重量はXPS 14が約1.36kg、XPS 16は約1.65kg。また、14インチモデルはアップルの「13インチMacBook Air」よりも小さな設置スペースを実現している。
なお、デルは2026年中にさらにモバイルに特化した「XPS 13」も投入予定。新型のXPS 13は新型XPS 14/16開発時ロードマップになかったという新製品。厚さ13mm未満、「デル史上最も軽量かつ薄型XPSになる見込み」(クラーク氏)だという。
XPS 14/16の主なスペック
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