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トランプ氏がミシシッピ州で集会、保守地盤での異例の激戦を警戒

米大統領ドナルド・トランプは10月26日、ミシシッピ州コリンスのクロスロード・アリーナで集会を開き、同州の上院議員選挙で再選を目指す共和党のシンディ・ハイド=スミスを支援した。

トランプ氏がミシシッピ州で集会、保守地盤での異例の激戦を警戒

米大統領ドナルド・トランプは10月26日、ミシシッピ州コリンスのクロスロード・アリーナで集会を開き、同州の上院議員選挙で再選を目指す共和党のシンディ・ハイド=スミスを支援した。保守地盤での異例の激戦が懸念される中、トランプは投票の重要性を強く訴えた。

共和党の牙城ミシシッピ州における予期せぬ激戦

トランプはミシシッピ州への選挙遊説に際し、共和党の地盤である同州であっても今回の選挙結果を当然視することはできないと危機感を示した。集会の中で同氏は、ハイド=スミスが世論調査で優勢であっても油断は禁物であると強調し、自身の名前が投票用紙に記載されていなくとも今回の大統領の支持者層が足を運ぶ必要があると呼び掛けた。

ミシシッピ州においてミシシッピ州民が新しい民主党の上院議員を選出したのは1947年が最後であり、ジョン・ステニスが1982年に再選されたのが民主党による最後の勝利となっている。共和党のトランプ自身は、過去の同州での大統領選において2016年に57.9%、2020年に57.6%、2024年に60.9%の得票率で勝利を収めてきた実績がある。

ドナルド・トランプは、「誰かがとても優勢だと思っていると、誰も投票に行かないことがある。みんな家にじっとしているのだ」と述べた。

クロスロード・アリーナでの集会とハイド=スミスの異例の短縮演説

コリンスのクロスロード・アリーナで開催された集会には、多くの支持者が列を作り、銃規制反対、中絶制限、国境管理、スポーツ界におけるトランスジェンダー選手排除などの争点について声を上げた。会場では共和党のミシシッピ州党委員長マイク・ハーストや、上院議員のロジャー・ウィッカーらが顔を揃えた。

トランプ氏がミシシッピ州で集会、保守地盤での異例の激戦を警戒
写真:Yahoo
トランプ氏がミシシッピ州で集会、保守地盤での異例の激戦を警戒
写真:The Times of India

現職上院議員ハイド=スミスは、1時間以上に及ぶトランプの演説の後に壇上に招かれたものの、わずか9語の言葉を残してマイクの前から去った。メディアプラットフォームなどの報道によると、ハイド=スミスは「私たちの時代で最高の最高大統領ではないですか?」と聴衆に語りかけたのみでスピーチを切り上げた。トランプはこの予想外の短さに歓喜し、イベントを盛り上げた。

ドナルド・トランプは、「あれは記録的だった。シンディ、ありがとう。最高だね。知ってのと通り、連中は壇上に上がって10分も話し続けることがある……あれは私がこれまでに見た中で最高の一つだった――シンディ、あれは良かったよ」と述べた。

経済実績の強調と国境・治安政策の訴え

トランプは演説の中でアメリカ経済を黄金期と称賛し、自身の政権が成し遂げた成果やインフレ対策について誇った。また、生活費の上昇に苦しむ有権者に向けて自身の退職口座の残高を確認するよう呼びかけ、有権者の支持を繋ぎ止めようとした。

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また、トランプはミシシッピ州での集会で、自身の厳しい法執行政策についても言及した。トランプは2025年9月にテネシー州メンフィスへ州兵を派遣したことに触れ、「治安回復の結果、メンフィスの犯罪率は82%、ニューオーリンズでは81%減少した」と語った。

移民政策や選挙制度改革についても踏み込み、不法移民の流入を防ぐための「国境なき侵略法(No Invasion of Our Country Act)」の制定を掲げたほか、大量麻薬密売人や人身売買業者、警察官殺害犯に対する死刑導入を訴えた。各社の報道によると、同氏は共和党が多数派を維持した場合に、有権者身分証明書や国籍証明の義務化を含む「セーブ・アメリカ法(SAVE AMERICA ACT)」を推進する方針を示している。

対立候補への批判と残された選挙戦の行方

集会の中でトランプは民主党の対立候補であるスコット・コロムに対し、偽善者であると激しく非難した。さらに同氏は、コロムが当選すれば銃器が没収され、国境が開かれ、子どもたちが危険に晒されると主張して共和党への投票を強く求めた。

トランプ氏がミシシッピ州で集会、保守地盤での異例の激戦を警戒
写真:HuffPost

ドナルド・トランプは、「この選挙における選択は非常にシンプルだ。[コロムは]あなたたちの子どもを去勢し、2500万人の不法移民に恩赦と投票権を与えたり、あるいはあなたたちが『ドム・オクラット』共産主義者を打ち負かして、自分たちの懐により多くの金を、家族により大きな給料を、より低い税金を、より少ない犯罪を、活気あるミシシッピ経済をもたらし、不法移民には恩赦を与えないようにしたりすることができる。だから、あなたたちは共和党に投票しなければならないのだ」と述べた。

対するコロム側も、党内の有力者や連邦議員をミシシッピ州に迎えて支持固めを進めており、対抗姿勢を鮮明にしている。マグノリア・トリビューンの報道によると、ミシシッピ州で民主党の上院議員が最後に選出されたのは1982年まで遡るが、今次選挙では全米の注目が集まる中で11月3日の投票日に向けた終盤の攻防が続いている。

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