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トランプ大統領のボールルーム計画、地下バンカーの存在で安全保障上の正当性に疑問

ドナルド・トランプ大統領がホワイトハウス敷地内に計画している大規模なボールルーム建設を巡り、その正当性を支える「国家安全保障上の必要性」という主張に対し、専門家や元政府関係者から疑問の声が上がっている。トランプ大統領は、この施設が将来の大統領にとっても「安全な作業空間」を提供すると主張し、自身のSNSであるTruth…

トランプ大統領のボールルーム計画、地下バンカーの存在で安全保障上の正当性に疑問

ドナルド・トランプ大統領がホワイトハウス敷地内に計画している大規模なボールルーム建設を巡り、その正当性を支える「国家安全保障上の必要性」という主張に対し、専門家や元政府関係者から疑問の声が上がっている。トランプ大統領は、この施設が将来の大統領にとっても「安全な作業空間」を提供すると主張し、自身のSNSであるTruth Socialを通じて「切実に求められている国家安全保障上の構造物」と位置づけてきた。

トランプ大統領のボールルーム建設計画と国家安全保障の論理

しかし、ワシントン・ポストの報道によると、ホワイトハウスの地下には既に国家安全保障上の緊急事態や核攻撃を想定して設計された強固な地下バンカーが存在しており、この既存施設の存在が、新たなボールルーム建設の法的・安全保障上の根拠を弱めていると元政府高官らは指摘している。

地下バンカーの歴史と構造

ホワイトハウスの地下には、歴史的に異なる役割を持つ二つの施設が存在する。一つは第二次世界大戦中から東棟の地下に設置されていた「大統領緊急作戦センター(PEOC)」である。同センターは、9.11テロ事件の際にディック・チェイニー副大統領やローラ・ブッシュ大統領夫人が避難した場所としても知られている。

トランプ大統領のボールルーム計画、地下バンカーの存在で安全保障上の正当性に疑問
Photo: Mycharisma

その後、より強力な攻撃から大統領やスタッフを守る必要があるとの判断に基づき、バラク・オバマ政権下で新たな地下バンカーが極秘裏に建設された。今回のボールルーム計画では、この既存のPEOCを置き換える形で、地下に大規模な軍事施設を構築することが盛り込まれている。陸軍長官のダン・ドリスコル氏は、この新たな地下複合施設について、攻撃や世界的な危機の最中に大統領の指揮権を維持するために不可欠であると説明している。

プロジェクトの費用と資金調達の不透明さ

ボールルーム計画は、その建設費用と資金源を巡っても議論を呼んでいる。トランプ大統領は、9万平方フィート(約8,400平方メートル)におよぶこの巨大なボールルームと地下施設について、「納税者の金はゼロ」であり、民間寄付によって賄われると繰り返し強調してきた。

トランプ大統領のボールルーム計画、地下バンカーの存在で安全保障上の正当性に疑問
Photo: Koreajoongangdaily

法廷闘争と今後の展望

ホワイトハウスの東棟を取り壊して進められているこの建設プロジェクトは、現在、連邦最高裁判所での審理対象となっている。トランプ大統領は、このボールルームが「世界で最も偉大な軍事複合施設兼ボールルーム」になると公言し、高強度の防弾ガラスやドローン対策技術を備えた「安全な部屋」としての機能を強調している。

Supreme Court temporarily allows Trump's White House ballroom construction to proceed
執筆者について: nipponese

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