ドナルド・トランプ大統領は7月28日火曜日、ホワイトハウスにてイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相およびウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と相次いで会談を行いました。これらの会談は、7月11日に急逝したリンジー・グラハム上院議員の葬儀に合わせ、両首脳がワシントンD.C.を訪れた際に行われました。
ネタニヤフ首相との会談とイラン情勢
両首脳は、イランが核兵器を保有しないようにするという共通の目標について理解を深めたほか、以下の事項について協議したとホワイトハウス当局者が明かしています。
- 米国とイスラエルがレバノンと署名した、イスラエル・ヒズボラ戦争に関する枠組み合意
- アブラハム合意の拡大
また、ネタニヤフ首相は、2月下旬に米国とイスラエルがイランに対して共同攻撃を実施して以来、初めてトランプ大統領と会談しました。ネタニヤフ首相は、進行中のイラン戦争の問題が議論の「最前線」になると述べていました。一方、トランプ大統領は最近、交渉の余地を残すため、イランへの攻撃を一時的に停止していますが、必要であれば軍が攻撃を再開する準備ができていることを警告しています。
ゼレンスキー大統領との会談と対ロシア制裁
トランプ大統領は、ネタニヤフ首相との会談に先立ち、ウクライナのゼレンスキー大統領とも会談しました。これは今月に入って2回目となる会談です。
この外交的な動きの背景には、亡くなったリンジー・グラハム議員の遺志が影響しています。グラハム議員は死去直前までキエフに滞在し、ゼレンスキー大統領と会談して戦争の軌道について報告しており、戦争終結の公式が手の届くところにあるという強い楽観視を示していました。また、グラハム議員が推進し、トランプ政権が支持に同意した「2026年ロシア制裁法(Lindsey O. Graham Sanctioning Russia Act of 2026)」が7月16日に上院に導入されています。
リンジー・グラハム議員の追悼式典
トランプ大統領は火曜日、ワシントン国立大聖堂でグラハム議員の追悼式に参列し、弔辞を述べました。トランプ大統領は、グラハム議員を「世界中で無視できない影響力を持つ人物」であり、「家族の一員のような存在」であったと回想しました。特に、ブレット・カバノ最高裁判事の指名時にグラハム議員が行った情熱的な擁護を「上院史上最も記念碑的な瞬間の一つ」として称賛しました。

グラハム議員は、空軍、空軍予備役、空軍州兵として30年以上、弁護士として勤務し、大佐の階級で退役していました。これを受け、米国空軍はチャールストン合同基地を故グラハム議員にちなんで改称する手続きを開始しています。
また、ワシントンの式典に続き、水曜日には故郷のサウスカロライナ州で葬儀が行われます。コロンビア市当局は、州議事堂やメインストリート周辺で葬列による交通規制が実施されることを告知しています。
外交的緊張と政治的背景
一方、トランプ大統領は、グラハム議員の死をきっかけに、自身の高齢化や運命について公私ともに考察していると報じられています。トランプ大統領はNBCの番組内で、71歳で急逝したグラハム議員について「永遠に生きると思っていた」と語り、その突然の死に衝撃を受けた様子を見せました。
