1719590084
2024-06-28 02:00:00
アメリカにおけるソフトウェア開発者雇用インデックスの推移。
チャート: マディソン・ホフ/ビジネス・インサイダー 出典: ADPリサーチ・インスティテュートによるADPデータの分析
注:ADPRIによると「2018年1月から2024年1月までの間に、10の業界で6500社、7万5000人以上のソフトウェア開発者やエンジニアを追跡調査し、そのデータを使用して、2018年1月を100としたソフトウェア開発者の雇用を追跡するインデックスを作成した」。
ソフトウェア開発者雇用の変化は、パンデミックによる消費支出の変化が一因となっている可能性がある。
「2020年にソフトウェア開発者の雇用が減速したが、その後、何度か回復した。これは、パンデミックがデジタルサービスの増加に拍車をかけたことを反映していると思う」とリチャードソンは言う。
求人検索プラットフォームのインディード(Indeed)もアメリカにおけるソフトウェア開発分野の求人情報を独自にインデックス化している。同社の研究部門である雇用研究所(Hiring Lab)で北米の経済調査ディレクターを務めるニック・バンカー(Nick Bunker)は「ソフトウェア開発分野で、2021年や2022年に見られたような需要が近いうちに発生する可能性は低い」とBusiness Insiderに語っている。
それでもこれらの仕事に対する需要は健全であり、今でも高収入であることに変わらないという。アメリカ労働統計局のデータによると、ソフトウェア開発者の平均年収は13万2270ドル(約2100万円)となっている。

アメリカにおけるソフトウェア開発部門の雇用機会の推移。
チャート: マディソン・ホフ/ビジネス・インサイダー 出典: Indeed
注:データはインディード求人インデックスによるもので、「2020年2月1日以降のインディードにおける求人広告掲載数(7日間移動平均)」を示している。
「ソフトウェア開発職の求人が低迷しているのは、周期的なものかもしれないし、短期的なものかもしれない」とバンカーは述べている。
「金利が依然として非常に高く、雇用主の多くが2021年に過剰雇用したため、雇用に関して非常に慎重になっており、今は特に忍耐強くなっているだけかもしれない」
高給の仕事を求める経験豊富な労働者と新卒者の課題
ザオは、テクノロジー業界のセンチメントが「弱い」とも指摘しており、その理由として「テクノロジー企業が新卒のソフトウェア開発者に高い賃金を提示してきたため、この十年間で新卒者がテクノロジー業界に殺到している」ことを挙げた。
「市場のトップにいる経験豊富なソフトウェア開発者に関しても、問題は仕事があるかどうかではなく、前職と同程度の給与を得られる仕事を見つけられるかどうかなのかもしれない。わずか数年前に高収入を得ていたソフトウェア開発者にとって、給与カットを受け入れるのは難しい」
学生が仕事を探すプラットフォーム「Handshake」のデータによると、ソフトウェア開発者やエンジニアに対する需要の低下が示されている。
同社のリサーチおよび教育インサイト担当シニアマネージャーであるランディ・タルノフスキ(Randy Tarnowski)が声明で述べたところによると、Handshakeのネットワーク上では、2023年6月から2024年5月における「ソフトウェア開発者・エンジニアの雇用は、前年同期比で29%減少した」という。
「2024年のコンピュータサイエンス専攻の卒業生の応募の大部分を占めた」のはソフトウェアエンジニア職ではあるものの、その割合は2023年から少しずつ低下しているとタルノフスキは述べている。
「2024年のコンピュータサイエンス専攻の卒業生は、データサイエンスやアナリスト、コンピュータハードウェア、情報セキュリティ、コンピュータシステムエンジニアリング、金融・投資アナリストなど、他の職種への応募が増えている」
バンカーは、堅調だが低調な雇用市場の中で就職先を決めようとしている人に対し、単にその瞬間の需要の状況を考えるのではなく、長期的な見通しを考えることを勧めている。つまり、以前ほど「派手」ではなく、それほど報酬も高くない業界があるかもしれないということだ。
しかし「一部の職種は輝きを失ったかもしれないが、それでも給与は依然として高く、長期的な見通しも良好だ」とバンカーは付け加えた。
#ソフトウエア開発者はもういらない高い報酬の求人は減少傾向 #Business #Insider #Japan

