下院民主党トップのハキーム・ジェフライズ院内総務は2026年7月26日、ペンシルベニア州で「アフォーダブル・アメリカのために戦う」政策アジェンダを発表し、11月の中間選挙へ向けた100日間の選挙戦の幕を開けました。生活コストの引き下げを争点に、民主党は多数派奪還を目指します。
ペンシルベニア州での遊説と「アフォーダブル・アメリカ」の掲げるもの
下院の過半数支配をかけた戦いは、激戦区ペンシルベニア州から本格的なスタートを切りました。民主党のハキーム・ジェフライズ下院院内総務は日曜日、同州の第7選挙区で、州知事であり2028年の大統領候補としても注目されるジョシュ・シャピロ氏とともに、共和党の現職議員に挑む元消防士のボブ・ブルックス氏の支持を訴えました。ペンシルベニア州の第7選挙区は、リーハイバレーに位置しています。
ジェフライズ氏は全米に向けたメッセージの中で、現在の経済情勢について次のように強調しています。
ハキーム・ジェフライズ下院院内総務は関連報道より、我々は食料品、ガソリン、住宅のコスト削減に注力していることをアメリカ国民に明確にし、すべてのアメリカ人に手頃な医療を提供する国に尽力していると述べています。
この遊説は、中間選挙まであと100日という節目の時期に行われました。選挙戦は、ドナルド・トランプ大統領の第2期政権の後半に行われるものであり、イランとの軍事衝突や共和党主導の経済政策が大きな政治的背景となっています。下院民主党のハキーム・ジェフライズ院内総務はCNNの「State of the Union」にも出演し、100日後に迫った中間選挙に向けて共和党の過激主義押し返し、勤勉なアメリカ人納税者の負担軽減のために戦う姿勢を強調しました。ダナ・バッシュ氏が司会を務める同番組の中で、ジェフライズ氏は競争の激しい州を含む400以上の草の根イベントを伴う「100 Days Out Weekend of Action」を立ち上げていると言及しています。
全国規模での「アクション週間」と組織戦の展開
ワシントン発の報道によれば、民主党は重要な11月の選挙の100日前に向けて、全国の有権者を活性化・動員するための「週末のアクション(weekend of action)」を打ち出しています。Spectrum Newsが確認したところによると、この動きには少なくとも42の州で428件以上のイベントが含まれています。アリゾナ、ネバダ、ペンシルベニアといった激戦州では、主要都市や小規模なコミュニティで、戸別訪問(キャンバシング)、電話かけ(フォンバンク)、コミュニティの集会、トレーニングなどに焦点を当てたイベントが開催されます。
一方、共和党は第2四半期末時点で6億5,700万ドルの手元資金を残し、民主党の3億4,400万ドルのほぼ倍の資金力を誇っています。この資金ギャップにもかかわらず、民主党は議会多数派の奪還に向けて楽観的な姿勢を崩しておらず、ボランティアの訓練や「NextWave Regional Bootcamp」などの州党向けアウトリーチプログラム、さらに州党への月額資金提供に投資を行っています。
労働組合との連携と下院多数派奪還への布石
米国のU.S. House Democratic Leaderであるハキーム・ジェフライズ氏は、ワシントンD.C.で開催されたアメリカ教師連盟(American Federation of Teachers)の全国大会でも演説を行いました。また、ジェフライズ氏はドナルド・トランプ大統領の演説について、投票が始まる前に再び「意図的で危険な嘘」を広げ、米国の選挙の完全性に疑問を呈していると非難し、民主党は選挙を操作しようとする試みに反対すると述べています。民主党の声明によれば、民主主義の強さは有権者の参加と、州および地方の当局者によって選挙が運営されるかどうかに依存しており、下院民主党は引き続きコスト削減や医療の手頃さの向上、選挙の完全性の保護を推し進めるとされています。
全米435議席すべてが争われる今年の選挙
全米435議席すべてが争われる今年の選挙ですが、実際に下院の支配権を左右するのはごく少数の接戦区であるとアナリストは指摘しています。ペンシルベニア州の第7選挙区に加え、ライアン・マッケンジー新人共和党議員との対決など、今後の動向が注目されています。
