フィラデルフィア市内で「チャッキー」の仮面を被り、通行人を執拗に追い回し脅迫した疑いが持たれていたザイミア・ヒューズ容疑者(22)が、8月25日にネバダ州ラスベガスで逮捕されました。容疑者は現在、クラーク郡拘置所に収監されており、ペンシルベニア州への身柄引き渡しを待っています。
フィラデルフィアでの連続脅迫と逃走
ザイミア・ヒューズ容疑者は、8月12日の早朝、フィラデルフィアのセンターシティ周辺で少なくとも15〜16人もの通行人に対して嫌がらせや脅迫行為を働いたとして指名手配されていました。警察の捜査によると、容疑者は独特なチャッキー人形スタイルのハロウィーンマスクを着用し、スマートフォンで自らの犯行を撮影していました。
警察のタイムラインによると、ヒューズ容疑者は午前2時20分頃に自身の居住先である23番街とベナンゴ通り付近のアパートを出発し、バスで市内へ移動。午前5時頃から10番街とチェスナット通りの交差点付近で最初の被害者に接触し、その後も街中を徘徊しながら通行人を追いかけ回しました。午前5時20分にはチェスナット通りのダンキンドーナツに入店しようとしましたが、マスクによる威圧的な行動を理由に入店を拒否されています。
ジョガーへの脅迫と負傷
「彼女が負った怪我を治療するには、私の理解する限り、広範な医療措置が必要になるでしょう」 ジェイソン・スミス警部、フィラデルフィア警察

事件当時、ヒューズ容疑者が実際に武器を携帯していた証拠は見つかっていません。スミス警部は、容疑者が被害者に対して武器を誇示することはなかったものの、ジョガーの件では右手を背後に回し、武器を持っているかのように装っていたと指摘しています。
ラスベガスでの逮捕までの経緯
ラスベガスでの潜伏先は、容疑者が2月に取得した居住者免許や現地に住む交際相手に関連する場所でした。ニュースで自身の顔写真が公開されたことを受け、容疑者はラスベガス南東部のアパートへ移動し、約5日間潜伏。8月25日、監視を続けていた連邦保安官局の特別任務部隊が、建物から出てきた容疑者の身柄を確保しました。

「彼がこの犯行を撮影したのは、自身の歪んだ個人的な娯楽のためか、あるいは将来的にオンラインで投稿し、収益化する計画があったためだと考えています」 ジェイソン・スミス警部、フィラデルフィア警察
今後の捜査と司法手続き
現在、ヒューズ容疑者はラスベガスのクラーク郡拘置所に勾留されており、ペンシルベニア州への移送手続きが進められています。当局は、今回の事件に関与した被害者が他にも多数存在すると見ており、余罪の追及とともに全容解明を急いでいます。