(ブルームバーグ)米中部大西洋岸で業務を展開する小規模銀行サンディ・スプリング・バンコープは、潜在的な買い手との買収交渉を検討しており、金融アドバイザーらと連携していると、事情に詳しい関係者が明らかにした。
中小銀行の統合が加速する中、メリーランド州オルニーに本社を置く同社は、アトランティック・ユニオン・バンクシェアーズを含む買収提案者らと協議を重ねてきたと、関係者らは詳細が非公開であるため匿名を条件に語った。協議は初期段階であり、合意は差し迫っておらず、サンディ・スプリングは独立を維持する選択肢もあると関係者の1人は語った。
サンディ・スプリングの株価は水曜日のニューヨーク市場で午後1時24分時点で1%下落し、30.45ドルとなり、同行の時価総額は約13億7000万ドルとなった。
サンディ・スプリングとアトランティック・ユニオンの代表者はコメントを控えた。
資産500億ドル未満の銀行の間では、ここ数カ月合併が活発化している。これらの金融機関は、融資の伸び悩みと、融資から得られる利益と預金から得られる利益の差である純金利マージンの低下に苦しんでいる。金利上昇は、収益性の重要な指標であるこの指標に打撃を与えている。また、小規模銀行には、支店の新設や販促キャンペーンに多額の資金を投じる余裕のあるJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなどの巨大金融機関と競争できるほどの資金力はない。
規制当局は、トロント・ドミニオン銀行が昨年ファースト・ホライゾン社を134億ドルで買収して失敗したような大規模取引を阻止する一方で、小規模銀行同士の提携にはより寛容であるという見方もある。
このことが、ここ数カ月のファースト・ビュジー社によるクロスファースト・バンクシェアーズ社の9億1,700万ドルでの買収、レナサント社によるファースト・バンクシェアーズ社の12億ドルでの買収、ウェスバンコ社によるプレミア・ファイナンシャル社の9億5,900万ドルでの買収など、中小銀行の買収が相次いでいることにつながっている。
アトランティック ユニオンとサンディ スプリングは中部大西洋岸地域で補完的な支店網を持っているため、合併相手としては理想的だ。バージニア州リッチモンドに本社を置くアトランティック ユニオンは、資産額約 250 億ドルで、主に同州に 129 の支店を持つ。資産額 130 億ドルのサンディ スプリングの 50 を超える支店のほとんどは、主に隣接するメリーランド州に集中している。
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