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2025-12-08 21:30:00
サムスンが12月2日に韓国で発表した最新スマートフォン「Galaxy Z TriFold」は、ディスプレイを三つ折りできる製品だ。
折りたたみ(フォルダブル)スマートフォンは参入メーカーが年々増え、アップルも2026年には製品を投入するという噂もある。
果たして折りたたみスマートフォンは今後メジャーな製品になるだろうか? 市場の現状と課題、将来を分析してみよう。
シェアはわずか1%。しかし各社がやめない理由
日本ではサムスン、グーグル、モトローラ、nubia(ヌビア)が、折りたたみスマートフォンを出している。グローバルではここに中国メーカーが加わり、10社前後が製品を展開中だ。
しかし、日本でもまだ電車の中やカフェなどで折りたたみスマートフォンを使っている人の姿を見ることは稀だ。実際に折りたたみスマートフォンは現在どれくらい普及しているのだろうか。
調査会社Omdiaのデータによると、2024年の世界のスマートフォン出荷台数は12億2310万台だった。このうち折りたたみスマートフォンは1720万台。つまり全スマートフォンの中における折りたたみスマートフォンの割合は1.4%に過ぎない。
つまり、100人中1人か2人が使っている程度だ。折りたたみスマートフォンはまだまだマイナーな存在なのだ。ただ、この割合が数年で10%や20%に到達するとは考えにくい。
そのような状況の中でも各メーカーは折りたたみスマートフォンの開発をやめようとはしていない。
サムスンが今回発表したGalaxy Z TriFoldについても、韓国のみで記者向け説明会が行われた程度でグローバル向けに大々的なイベントは実施されていない。
ただ、TriFoldの説明会に集まった各国のメディアは、まだ珍しい「三つ折りモデル」の投入に強い関心を寄せていた。

メーカー側も均一化が進んだスマートフォン市場において、折りたたみスマートフォンが新たな価値を提供できる製品だと考えている。
折りたたみスマートフォンは見た目のインパクトが大きく、価格帯も高い。
そのため、ハードウェアとソフトウェアの両面で新しい技術を搭載しやすく、リリースすることで「先進的なメーカー」というイメージを打ち出せる。自社の「顔」となるモデルに仕立てやすいわけだ。
つまり、折りたたみスマートフォンは出荷台数を競うものではなく、他メーカーとのブランドや技術的な差別化を競い合う製品になっている。
消費者として考えても、現在のスマートフォンはカメラもチップセットも一定水準に達しており、数万円クラスのモデルでも日常利用に支障はない。
「日用品」となったスマートフォンの中で、ユーザーに高揚感や未来感を喚起できる存在になろうとしているのが、折りたたみスマートフォンの役割だ。
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