2026年8月24日、インドネシア政府は中部および西部地域での大規模な森林・泥炭地火災に対応するため、地上および航空消火作戦を急拡大させた。エリニー現象や長期化する乾季による乾燥が深刻化し、発生した有害な煙霧が国境を越えてマレーシアやブルネイにまで流れ込んでいる。
プラボウォ大統領の被災地視察と政府の緊急対応
インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は2026年8月22日の土曜日に中央カリマンタン州の被災地を視察した後、24日の月曜日にはリアウ州および南スマトラ州を相次いで訪れ、現地の消火活動を直接激励した。同大統領は関係当局に対し、消火チームの活動状況を直接かつ徹底的に記録・報告するよう求めた。
消防チームによって行われている作業を徹底的に文書化し報告する プラボウォ・スビアント、インドネシア大統領
ホットスポットの分布と運輸省による外国機投入
環境林業省の最新の衛星データによると、南スマトラ州は全国で最多となる1,429件のホットスポットを記録した。次いで西カリマンタン州が1,226件、中央カリマンタン州が811件、東カリマンタン州が576件、リアウ州が503件、西パプア州とジャンビ州がそれぞれ468件と458件を数えている。林業省のデータでは、7月単月だけでも約94,000ヘクタール(232,000エーカー)が焼失したことが示されている。
事態の深刻化を受け、運輸省は消火活動や上空パトロールを支援するため、35機の外国籍機による運航を許可した。これらの航空機は、現地の状況変化に応じて災害地域へ迅速に再展開できる体制を整えつつ、同国の航空安全規制を遵守していると伝えられている。
人工降雨作戦と国境を越える煙霧被害
インドネシア当局は、適切な雲に塩化ナトリウムの粒子を散布して人工降雨を発生させる気象修正作戦を積極的に強化している。カリマンタン上空では消火および人工降雨用に30機の航空機が稼働し、スマトラ上空でもさらに22機のヘリコプターが投入されている。

パレンバンでの雨乞い祈祷と警察による摘発
最も多くのホットスポットを抱える南スマトラ州のパレンバンでは、行政や市民が精神的な救済にも目を向けた。25日の火曜日には、州都パレンバンの知事公舎の中庭で約3,000人の住民が肩を並べ、雨を求める特別なイスラム教の礼拝である「サラト・イスティスカ」を執り行い、日常の回復を神に祈った。
私たちはできる限りのことを行い、すべての関係当事者と密接に協力してきました。信仰を持つ者として、私たちは生活が正常に戻るよう神に雨を降らせるよう祈っています。 ヘルマン・デル、南スマトラ州知事
こうした宗教的行事や空中散布と並行して、法的な強制力も行使されている。インドネシア警察は、森林や泥炭地に火を放った疑いで72人を拘束し、さらに低コストでの土地開発に火災を利用した疑いがあるとして4企業に対する調査を進めている。当局や専門家からは、根本的な解決に向けた警鐘が鳴らされている。
当局がホットスポットの発生後にのみ行動するのであれば、彼らは永遠に後手に回ることになるだろう。真の予防は、泥炭地の転換を停止し、劣化した地域を積極的に修復することによって、土壌そのものに対処しなければならない。 WALHI(インドネシア環境フォーラム)の声明、各社の報道に基づく