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2024-04-13 23:30:00
この春にバスルームで人気の出そうなトレンドと人気が衰えそうなトレンドをインテリアデザイナーが紹介する。
エドウィン・タン/ゲッティイメージズ
- インテリアデザイナーが、2024年春に流行するバスルームのトレンドを紹介してくれた。
- 質感のあるバスタブやキャビネットは、バスルームのデザインをより面白いものにする。
- 真っ白なバスルームやグラフィックなタイルは、この春人気が衰えそうだ。
バスルームをリノベーションするのは決して安くはなく、一般的な費用は2500ドル(約38万円)から8万ドル(約1213万円)。そのため、思い切った決断をする際には、数年後に古臭くならないようなスタイリッシュなデザインを選びたいものだ。
この春、バスルームに加えるべき、あるいは取り除くべきトレンドを探るため、Business Insiderは5人のインテリアデザイナーに話を聞いた。彼らの言葉を紹介しよう。
サステナブルな素材と環境に配慮したデザインが人気
この春はさらに多くの天然石のバスタブが登場する予定だ。
オヌルドンゲル/ゲッティイメージズ
話を聞いたデザイナーらによると、この春、環境に配慮したインテリアへの関心が高まっているという。
タイムレス・キッチン・デザイン(Timeless Kitchen Design)のポーラ・ケネディ(Paula Kennedy)CEOによると、今後、バスルームを植物や自然素材で飾ることへの関心が高まり、天然石の浴槽やタイルといった製品にも注目が集まっているという。
また、AKGデザインスタジオ(AKG Design Studio)の創業者で主任デザイナーのアンナ・ギブソン(Anna Gibson)も、従来のものよりも水の使用量が少なくて済むシャワーヘッドやビデの登場を期待しているとBusiness Insiderに語っている。
バスルームはよりインクルーシブになっている
LEDライトや終夜灯は視覚障害者にとっても便利なものだ。
ジョン・キーブル/ゲッティイメージズ
インテリアデザイナーによると、バスルームのデザインはより幅広い人たちに、より利用しやすいものになってきているという。ギブソンは、スタイリッシュなグラブバーや、大きなボタンと点字でデザインされたリモコンの付いているウォシュレットなど、バスルームをよりインクルーシブなものにするためにデザインされた製品を見てきたという。
ギブソンは、関節炎を患っているユーザーに便利そうな手を伸ばすだけで電源の入る水栓のないシンクに遭遇したこともある。
お湯と水を表示するLEDライトや、視覚障害者のための終夜灯を内蔵した製品も増えているとギブソンは話している。
バスルームに先進技術を取り入れたものを選ぶ人が増えている
デザイナーらはシャワーに新技術が導入されることを期待している。
ダン・レイノルズ写真/ゲッティイメージズ
多くの人がバスルームにに先端技術を取り入れつつあるという。
シグネチャー・ホーム・サービス(Signature Home Services)のCEOでインテリアデザイナーのロビン・バリル(Robin Burrill)は、これまでにいくつかの革新的なバスルームの機器を目にしてきたとBusiness Insiderに語った。例えば、水力ライト付きシャワーヘッド、スマートフォンで操作できるシャワー、自動で昇降する温水便座付きの自動洗浄トイレなどだ。
ケネディは他にも、頭皮をマッサージして洗い、絡まった髪をほどくタングラー付きのシャワーヘッドや、浴室を乾燥させてカビの発生を最小限に抑えるシステム機器なども見てきたという。
質感はバスルームにヴィンテージな魅力をプラスする
木製パネルがバスルームに質感と面白さを加えている。
トゥルカリオン/ゲッティイメージズ
質感のあるタイル、キャビネット、洗面台などのデザインの要素は、バスルームを視覚的に面白くするのに役立つアイテムだ。
ドナ・ブラン・インテリア(Donna Brann Interiors)のオーナー、ドナ・フェダー・ブラン(Donna Fedor-Brann)とディテール・バイ・デザイン(Detail by Design)のオーナー、ナタリア・ピアース(Natalia Pierce)は、バスルームの質感やヴィンテージ風のバスタブに注目しているという。
ギブソンは、バスルームに質感のある要素が増えているのは、葦や木製のパネルを組み込んだミッドセンチュリー・モダンスタイルの魅力が高まっているからだと考えている。
曲線は空間に優雅さを与える
曲線的なデザインはバスルームを上品に見せる。
sihuo0860371/ゲッティイメージズ
曲線的な家具や建築は、バスルームにスタイリッシュな優雅さを加えることができる。フェダー・ブランは、この春、人々は曲線的なキャビネットや水栓に惹かれるだろうと予想している。
一方で白いバスルームの人気は衰えつつある
バスルームは白よりも明るい色の人気が上昇している。
Westend61/ゲッティイメージズ
白を基調としたバスルームは何年も前からあるが、最近は暖かみのある中間色や明るい差し色の方の人気が高まりつつある。
フェダー・ブランによると、発光するライトグリーンのメタリックな浴槽から落ち着いた天然石風のものまで、多くのバスルームの部分に色が取り入られるようになっている。
「大理石と組み合わせて使われる白は常にクラシックなものだが、中間色はより暖色系になってきている」とフェダー・ブランは話している。
グラフィックタイルの人気は落ち目に
質感のないグラフィックタイルはかつてほど人気がない。
グラディアトール/ゲッティイメージズ
ギブソンによると、複雑なパターンのグラフィックタイルから、独自の楽しい形や質感タイルへと人気は移ってきているという。つまり、人々は平らで光沢のある見た目のタイルではなく、複雑にカットされたコンクリートのタイルを求めているのだという。
このトレンドは、人々が複雑な直線的デザインよりも、質感の面白さや立体感を優先することから生じているものだとギブソンは話している。
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