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イラン政府、ガソリン大量消費者の価格を引き上げ 経済圧迫で2度目の実施

2026年9月、イラン政府は経済的圧迫と消費拡大に対応するため、月間110リットルを超えるガソリンを消費するヘビーユーザーを対象に価格を引き上げた。首都テヘランでは抗議の懸念や生活苦への懸念が広がっており、米国との地政学的緊張やホルムズ海峡の動向と絡み合いながら、国民生活に深刻な打撃を与えている。…

イラン政府、ガソリン大量消費者の価格を引き上げ 経済圧迫で2度目の実施

2026年9月、イラン政府は経済的圧迫と消費拡大に対応するため、月間110リットルを超えるガソリンを消費するヘビーユーザーを対象に価格を引き上げた。首都テヘランでは抗議の懸念や生活苦への懸念が広がっており、米国との地政学的緊張やホルムズ海峡の動向と絡み合いながら、国民生活に深刻な打撃を与えている。

イランにおけるガソリン価格引き上げの仕組みと背景

イラン国内で重度のガソリン消費者を対象とした新料金システムが導入されたのは、2026年9月のことである。国家予算や経済全般が戦争による月日の経過とともに重圧を受ける中、国営メディアの報道によると、今回の値上げは昨年12月に続く2回目の実施となった。背景には、モータリゼーションの進行や老朽化した自動車、十分とは言えない公共交通機関に起因する記録的な国内消費がある。状態の悪化した経済情勢のなか、政府の発表では特定の米国との戦争に直接触れることは避けつつも、「現下の状況」をその理由として挙げている。

広がる市民生活への打撃とインフレへの懸念

かつてイランでは、安価なガソリンは当然の権利であると世代を超えて捉えられてきた歴史があり、過去には価格変更が大規模な抗議活動を引き起こしてきた。1964年の値上げ時には、シャー(国王)がストライキを行ったタクシー運転手の車両の代わりに軍用車を出動させる事態に発展したほか、近年では2019年の値上げが全国的な抗議デモと、それに伴う死者を出す厳戒な取り締まりを引き起こした。今回も価格高騰の発表直後、首都テヘランの複数のガソリンスタンドでは給油ポンプの価格調整のために一時閉鎖されるところが見られ、営業中のスタンドの列には警備の制服警官や私服警察が配置されるなど緊張した空気が漂った。

テヘランの住民である34歳のテヘラン市民アスガル・ラヒミ氏は、ガソリン価格の引き上げについて、政府の財政難や貧困対策の足しにはならないとの見方を示している。

イラン政府、ガソリン大量消費者の価格を引き上げ 経済圧迫で2度目の実施
Photo: Nbcnews

「微々たる金額では、政府が貧困や失業といった問題を管理する助けにはならない。これが第一歩であり、来る数ヶ月の間に、彼らは再び価格を引き上げなければならないだろう。」

アスガル・ラヒミ(テヘラン市民、34歳)、NBC Newsによる

また、別の住民である55歳のイラン市民アリ・サラリ氏は、今回のガソリン価格の引き上げがパンや肉をはじめとする他の生活必需品の価格にも連鎖的に波及することを懸念している。さらに、43歳のテヘラン市民ハミド・ミルゼイ氏は、豆やレンズ豆といった日用品の買い出しだけでも1億リアル(73ドル)に達することがあると語り、インフレの過酷さを訴えた。

「私たちの誰もにとって生活は困難になっている。基本的な食料品でさえ手に入らなくなりつつある。もしガソリン価格まで上がれば、事態はさらに悪化するだけだ。」

ハミド・ミルゼイ(テヘラン市民、43歳)、NBC Newsによる

ホルムズ海峡の緊張とエネルギー市場への波及

国内のガソリン価格引き上げと歩調を合わせるように、中東の海上輸送路や国際エネルギー市場にも緊迫した空気が走っている。アメリカとの間で一連の交戦や対立が続く中、イランの最高安全保障機関はホルムズ海峡の通航に関する新たな制裁や規制方針を示している。イラン最高安全保障評議会のモフセン・レザエイ事務局長は、アメリカによる圧力への対抗措置として経済的および軍事的な警告を発した。

Iran increases gasoline price for its heaviest consumers as economy struggles

「ここ数日、ワシントンはイランの新しいミサイルから明確な警告を受け取った。経済戦は、ペルシャ湾から封鎖境界線に至るまでの海上除外ゾーンによって対抗される。米軍艦艇および基地に対する作戦姿勢は根本的に再調整された。」

モフセン・レザエイ(イラン最高安全保障評議会事務局長)、The Independentによる

Conflict in Iran causing gas prices to increase in the U.S.
執筆者について: nipponese

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