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イラン外相、フーシ派とサウジの対話仲介を提案

イランのアラーグチー外相がフーシ派とサウジアラビア間の対話仲介を提案 イランのアッバス・アラーグチー外相は、イランが支援するイエメンの武装組織フーシ派とサウジアラビアの対話を仲介する用意があることを表明した。この提案は、フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃が激化し、多数の死傷者が出る中で行われた。…

イラン外相、フーシ派とサウジの対話仲介を提案

イランのアラーグチー外相がフーシ派とサウジアラビア間の対話仲介を提案

イランのアッバス・アラーグチー外相は、イランが支援するイエメンの武装組織フーシ派とサウジアラビアの対話を仲介する用意があることを表明した。この提案は、フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃が激化し、多数の死傷者が出る中で行われた。

外交的接触の経緯と提案の背景

アラーグチー外相は、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相との電話会談においてこの提案を行った。イラン外務省によると、両外相は地域情勢の悪化と緊張緩和に向けた努力について協議した。アラーグチー外相は、軍事行動への依存を強め外交的解決を無視すれば事態はより複雑化すると警告し、「軍事的な解決策は存在しない」と強調した。その上で、両者間の対話を開始させ、政治的解決に至るために「可能な限りの支援」を行う準備があることを伝えた。

イラン外相、フーシ派とサウジの対話仲介を提案
写真:hurriyetdailynews.com

サウジアラビア外務省も両外相の電話会談の事実を認めているが、イラン側の仲介提案については公表していない。サウジアラビア側は、対話の開始に合意したかどうかや、具体的な交渉枠組みについても言及していない。

激化する軍事衝突と地域の緊張

この外交的動きは、サウジアラビアの首都リヤドにあるキング・ハーリド国際空港がフーシ派の攻撃を受けた直後になされた。報道によれば、10月10日から11日にかけての攻撃により14人が死亡し、300人以上が負傷した。これはサウジアラビア国内で過去10年以上にわたって発生した攻撃の中で、最も多くの死者を出した事例の一つとなっている。

一方、イエメン国内では、サウジアラビアが支援する国際的に承認された政府軍と、フーシ派との間で戦闘が激化している。政府軍は10月4日に「イエメンの夜明け」作戦を開始し、首都サヌアを含む失地回復を目指して攻勢を強めている。特に戦略的要衝であるバブ・アルマンダブ海峡付近やタイズ県において激しい戦闘が続いており、タイズでは過去24時間で60人以上が死亡したとの報告もある。

イラン外相、フーシ派とサウジの対話仲介を提案
写真:i24NEWS

イランの戦略的思惑

イラン外務省のエスマイール・バガイー報道官は、10月12日の定例会見で、アラビア半島での事態に「深い懸念」を表明した。バガイー報道官は、紛争の継続は「イスラエル政権を利するだけだ」と主張し、米国やイスラエルが引き起こす地域の緊張を指摘した。

専門家は、イランの今回の動きについて、フーシ派に対する影響力を利用して、イラン自身を地域的な和解における不可欠な当事者として位置づけようとする狙いがあると分析している。キングス・カレッジ・ロンドンの安全保障アナリスト、アンドレアス・クリーク氏は、イランがイエメンを軍事的な負債から外交的な資産へと転換しようとしていると指摘した。

しかし、イランのイニシアチブが実際の交渉軌道に乗るかどうかは依然として不透明である。サウジアラビア政府がこの仲介を受け入れるのか、また、フーシ派との直接対話に応じる意思があるのかについては、現時点で何ら回答が示されていない。

執筆者について: nipponese

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