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イスラエル軍、アリタヘル尾根のヒズボラ地下施設を破壊し南部安全地帯の確立完了

イスラエル軍は10日、レバノン南部の要衝アリタヘル尾根にあるヒズボラの地下施設を破壊し、南部での安全地帯の確立を完了したと発表した。ネタニヤフ首相とカッツ国防相が共同声明で明らかにしたもので、ヒズボラが20年以上かけて構築した大規模なインフラだとしている。 破壊されたのは、レバノン南部ナバティエの南側に位置する戦略的な高地 アリタヘル尾根の地下施設…

イスラエル軍、アリタヘル尾根のヒズボラ地下施設を破壊し南部安全地帯の確立完了

イスラエル軍は10日、レバノン南部の要衝アリタヘル尾根にあるヒズボラの地下施設を破壊し、南部での安全地帯の確立を完了したと発表した。ネタニヤフ首相とカッツ国防相が共同声明で明らかにしたもので、ヒズボラが20年以上かけて構築した大規模なインフラだとしている。

アリタヘル尾根の地下施設と長年の戦闘

破壊されたのは、レバノン南部ナバティエの南側に位置する戦略的な高地 アリタヘル尾根の地下施設 である。この地域はイスラエル軍とレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラが激しい戦闘を繰り広げた場所の一つであり、イスラエルメディアの報道によると、ヒズボラの戦闘員が数週間にわたって陣取り、衝突が繰り返されていた。

イスラエル軍は先週、同尾根の地上と地下の制圧を完了した。ネタニヤフ首相とカッツ国防相は、レバノン国境沿いにあるイスラエルの集落を見下ろせるこの高地を制圧したことにより、南部での安全地帯の確立を完了した と共同声明で強調している。イスラエル軍はTelegramにて、広範な準備を経て、戦略的に重要な尾根のエリアにある地下インフラを破壊したと述べた。

地下に隠された大規模な軍事インフラ

イスラエル軍の発表によると、破壊された施設は2キロメートル以上に及び、イランの資金提供を受けて20年以上にわたって建設された「戦略的テロインフラ」だった。軍は、この拠点がヒズボラによる民間人および兵士への攻撃計画や実行能力を永続的に排除したとしている。ネタニヤフ首相とカッツ国防相は、敵対勢力の再侵入を防ぐため、兵士が現地に留まると述べた。

イスラエル軍、アリタヘル尾根のヒズボラ地下施設を破壊し南部安全地帯の確立完了
Photo: sankei.com

地下施設内には指揮所が置かれており、武器庫や長期間の潜伏を可能にする居住スペースも整備されていた。軍の捜索では、数十基のイラン製ロケット弾やミサイル、ドローンのほか、機関銃、対戦車ミサイル、数百個の地雷や爆発物が発見されたという。ただ、これらの軍事発表の内容について独立した検証は困難な状況にある。

アリタヘル尾根は、地域の大部分を見渡せる位置にあることから戦略的に重要とされており、ここ数ヶ月、イスラエルによるレバノン南部への攻撃の焦点となっていた。長年にわたり、この地域はヒズボラにとって運用上の重要拠点であり、影響力を行使する圏内であったため、イスラエルとの衝突における再三の火種となっていた。

周辺地域への衝撃と国際的な警戒感

ナバティエのアッバス・アル・ディン市長は、高地付近で極めて強力な爆発があったことを明らかにした。その揺れはレバノン南部全域だけでなく、約70キロメートル離れた首都ベイルートでも観測され、住民からは小規模な地震のようだったとの声が聞かれた。なお、レバノン側からは当初、確認がなかった。

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ロイター通信によると、こうした動きに対し、イランは同地域が攻撃を受けた場合には大規模に反撃すると事前に米国へ警告していた。名目上の停戦合意が存在する現在も、イスラエルとヒズボラは違反を互いに非難し合っており、イスラエル軍はレバノン南部に留まって連日空爆を続けている。イスラエル軍は、地域のテロインフラを破壊するため、レバノン南部の安全地帯で引き続き作戦を展開すると付け加えた。ヒズボラの強い反発も必至と見られており、イスラエルは警戒を高めている。

執筆者について: nipponese

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