エンタメ

「Prime Videoが『キャリー』テレビシリーズ初の大河ドラマ化」

7月 13, 2026 / nipponese
スティーヴン・キングの伝説的デビュー作がテレビシリーズへ

Prime Videoは、スティーヴン・キングのデビュー小説『キャリー』を原作とする初のテレビシリーズを、今秋に配信開始すると発表した。全8話構成となる本作は、『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』や『ミッドナイト・マサ』などで知られるマイク・フラナガンが製作総指揮・脚本・ショーランナーを務め、4エピソードで監督も兼任する。

スティーヴン・キングの伝説的デビュー作がテレビシリーズへ

1974年に出版された『キャリー』は、キングの作家としてのキャリアを決定づけたベストセラー小説である。これまで1976年、2002年、2013年に映画化され、1999年には続編『キャリー2』が公開されているが、テレビシリーズとして映像化されるのは今回が初めてとなる。 物語は、過保護な母マーガレット(サマンサ・スロイアン)のもとで隠れるように育った孤独な女子高生キャリー・ホワイト(サマー・ハウエル)が主人公だ。父の突然の死により、キャリーは公立高校という過酷な環境に身を投じることになる。そこで彼女は、コミュニティを揺るがすようなSNS時代の苛烈ないじめに直面し、思春期とともに開花する謎の念動力(テレキネシス)に翻弄されていく。

スティーヴン・キングの伝説的デビュー作がテレビシリーズへ
Photo: Gizmodo

現代的な解釈を加えた「再構築」

フラナガンは本作について、単なる原作の忠実な再現ではなく、原作の要素を材料にして「新しい何かを構築する」試みであると語っている。現代のSNS時代におけるいじめや暴力、そして学校という場所が持つ残酷さは、キングが執筆した当時よりもさらに切実な問題となっているとフラナガンは指摘する。 また、本作では原作のテーマの一つである「超能力を持つ女性たちの存在」にも光が当てられる。これまで他の映像化作品ではあまり掘り下げられてこなかった、時空を超えた同様の能力者たちの存在が描かれ、その中でキャリーがどのような位置にいるのかがシーズンを通して明かされる。

現代的な解釈を加えた「再構築」
Photo: The Hollywood Reporter

豪華キャストと製作体制

主演のキャリー役には、1,000人ものオーディション参加者の中から選ばれたサマー・ハウエルが抜擢された。共演者には以下の俳優陣が名を連ねている。

豪華キャストと製作体制
Photo: Variety
役名 俳優
キャリー・ホワイト サマー・ハウエル
マーガレット・ホワイト サマンサ・スロイアン
スー・スネル シエナ・アグドン
クリス・ハーゲンセン アリソン・ソーントン
トミー・ロス ジョエル・オレット
ティナ ジョシー・トタ
ビリー アーサー・コンティ
エマリン タリア・デュデック
ミス・デジャルダン アンバー・ミッドサンダー
グライル校長 マシュー・リラード

本作はAmazon MGMスタジオが製作を手掛け、原作者のスティーヴン・キングも製作総指揮として参加している。

物語の結末に向けた新たなアプローチ

本作のハイライトとなるプロムのシーンについて、フラナガンは「全く異なるアプローチで描かれる」と示唆している。物語は「英雄が生まれるのか、怪物が生まれるのか、あるいはもっと複雑な何かが生まれるのか」という問いを軸に、登場人物たちの葛藤と、運命的な夜へと向かう選択を深く掘り下げていく。 Prime Videoは、この待望のシリーズを今秋、世界240以上の国と地域で配信する予定だ。具体的な配信開始日の詳細は後日発表される。

Find more reporting in our エンタメ section.