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2025-09-28 22:30:00
- ソシエテ・ジェネラルのストラテジストであるアルバート・エドワーズは、懸念すべき3つのチャートを共有した。
- FRBが利下げを行ったことで、投資家はアメリカ経済の回復力に自身を持っているようだ。
- だが、ここ数カ月の雇用市場のデータは軟化している。
ウォール街の経済学者や投資家は、ここ数カ月でアメリカ経済が景気後退を回避することについて楽観的なようだ。
雇用市場が最近、後退続きのように見える事実があるにも関わらずだ。失業率は比較的低い水準のままだが、アメリカの雇用者数の伸びは4カ月連続で10万人を下回っている。これは歴史的には景気後退時に見られる傾向だ。アメリカ労働統計局(BLS)は9月初旬、直近12カ月の雇用者数を91万1000人多く評価していたと発表した。
ソシエテ・ジェネラル(Société Générale)の自称超弱気派、アルバート・エドワーズ(Albert Edwards)は懸念すべき理由があると語っている。
エドワーズはクライアント向けのメモで、雇用市場の状況について懸念すべき3つのチャートを紹介した。そのすべてが、景気後退がすぐ目の前に迫っている可能性を示している。
最初のチャートは、ムーディーズ(Moody’s)のモデルを示したもので、同社のチーフエコノミストのマーク・ザンディ(Mark Zandi)が共有したものだ。彼は最近、景気後退の可能性は「不安になるほど高い」と語った。
このモデルは、8月時点で景気後退の可能性を48%と示した。歴史的に景気後退はこの数値が50%を上回ると発生する。このモデルでは、失業率や国債の利回り、インフレ率などの経済指標の動きを考慮している。

「もし私が景気後退はすぐ目の前に迫っていると予測したら、私の最近の実績が乏しいことを考えて、あなたは懐疑的になるだろう」とエドワーズはメモの中で述べた。
「だが、マーク・ザンディは超弱気派として知られているわけではなく、彼のチャートは注意深く見るべきものだ。私が指摘したいのは、経済が深刻な景気後退の渦中であっても、このモデルが到達する最大の確率は62%前後であることだ。そのため、48%という確率は、私にとってかなり高く見える」
2つめは、失業率とその36カ月移動平均のチャートだ。失業率が移動平均を上周れば、通常は景気後退が進行している。

「失業率が36カ月移動平均を上回ると、景気後退はすぐに現れることを示している。少なくとも歴史的にはそうだった」とエドワーズは強調した。
「直近のクロスオーバーは2024年5月に起きており、景気後退は歴史的な傾向に比べて到達が遅れているようだ」
そして、3つめのチャートは、カンザスシティ連邦準備銀行の雇用市場指標だ。ここ数年で急激に低下しており、これは過去の景気後退と一致する。このモデルは、離職率、失業率、週労働時間、平均賃金、失業保険申請件数、求人数などの24の労働指標に基づいている。
しかし、ここ数年間はこれまでと異なり、株価が上昇を見せ、カンザスシティ連銀の指標は下落している。経済のファンダメンタルは軟化しているようだが、AI技術への需要は市場を牽引する大手テックの収益を押し上げている。

上記の指標は警告を示しているが、雇用市場の底堅いデータは回復力を示している。例えば、新規と継続の失業保険申請数は、歴史的にも低い水準だ。
アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は9月の会合で、雇用市場が弱いとして2025年初の利下げに踏み切った。この動きは経済活動を刺激し、雇用市場を支えることが狙いだ。FRBは年内に、25ベーシスポイントの利下げをあと2回行うとみられている。
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