株式会社コーエーテクモゲームスは10月15日、東京ゲームショウ2026の「三國志」シリーズ40周年スペシャルステージに出演した登壇者のアフターインタビューを公開しました。シブサワ・コウ氏ら4名が、9月19日に実施されたステージの感想や「あなたのNo.1三國志」総選挙の結果について語っています。
東京ゲームショウ2026での40周年記念ステージ
東京ゲームショウ2026は、9月17日から9月20日まで幕張メッセで開催されました。この期間中の9月19日、コーエーテクモブースにて「三國志」シリーズ40周年スペシャルステージが実施されています。同シリーズは2025年12月に40周年を迎えた歴史シミュレーションゲームであり、今回のステージはそれを記念した特別なプログラムとなりました。
ステージの模様は放送アーカイブとして現在も公開されており、視聴が可能です。今回公開されたインタビューは、このステージの直後に収録されたものです。出演者はシブサワ・コウ氏、伊藤幸紀氏、越後谷和広氏、阿野越雄氏の4名で、開発の歴史を振り返る貴重な機会となりました。
登壇者が語るステージの舞台裏と感想
登壇した4名は、ステージを終えてそれぞれの心境を明かしました。シブサワ・コウ氏は、武将ランキングやタイトルの変遷に関する話題に対し、ファンが熱心に反応していたことに心強さを感じたと述べています。伊藤氏は、普段は生放送が中心であるため、直接ファンの顔を見られたことが最大の収穫だったと振り返りました。
越後谷氏は、温かい声援に包まれて緊張せずに臨めたと語り、阿野氏は過去を振り返るうちに自然と言葉が溢れ出し、客席の反応を直接感じながら話す楽しさがあったと述べています。
「三國志」開発の歴史と制作の舞台裏
インタビューでは、シリーズの歴史についても触れられました。伊藤氏は、自身が入社する以前の制作手法について、今では考えられないような「むちゃくちゃ」なやり方があったことに驚きを隠せない様子でした。
越後谷氏が初めて「三國志」シリーズに深く関わったのは『三國志Ⅶ』からです。当時の状況について、以下のように明かしています。
企画会議で全武将プレイへのシステム一新が大きな議論になった。その会議に立ち会えたことは、現在のシリーズにつながっている点も含めて感慨深い。
このように、長年続くシリーズの転換点に居合わせた経験が、現在の開発姿勢にも影響を与えていることがうかがえます。
武将ランキングに見るファンのこだわり
「あなたのNo.1三國志」総選挙の結果についても議論が及びました。阿野氏は、武将の人気はタイトルごとに異なる「顔グラフィック」の影響が非常に大きいと分析しています。シブサワ・コウ氏も『三國志14 with パワーアップキット Complete Edition』の老年期の曹操を挙げるなど、ビジュアルへのこだわりを語りました。
一方で、張遼が日本のベスト3にランクインしたことについては、登壇者一同が意外性を口にしました。『三國志 覇道』での扱いが影響しているとの見方や、近年さまざまな作品で「正統派ヒーロー」として定着したイメージが人気の背景にあるのではないかと分析されています。
高順の人気と今後の展開
ランキング外や意外な人気についても話題は広がりました。阿野氏が不思議に感じていた高順の人気について、越後谷氏は『蒼天航路』での鮮烈な描かれ方や、敵陣を陥落させる「陥陣営」という強力な能力がマニア心を刺激したのではないかと推測しています。
また、董卓がランキングに入らなかった点については、ゲーム内での「邪道プレイ」が必ずしも人気に直結するわけではないのかもしれないと伊藤氏が推測するなど、開発側にとっても興味深い結果となったようです。
今回公開された記事は抜粋版であり、インタビューの全容は株式会社コーエーテクモゲームスが提供する「コーエーテクモ アプリ(KT App)」にて公開されています。40周年を迎えたシリーズは、今後もファンの支持を受けながら新たな展開を模索していくことになります。