macOS 27環境では、AI機能を一括で停止する単一のスイッチが用意されていない。各設定項目を個別に無効化してもオンデバイスのモデルファイルはディスク上に残り続ける仕様となっている。通常の状態では、システム設定で約14GBと表示されるケースがある一方で、一部のオーナーが計測したところによれば、最大で約30GBのストレージを使う可能性があると指摘されている。さらにオープンソースの無料コマンドラインツール「RemoveMacAI」を使えば、Appleのアセットサービスを通じて基盤モデルや画像生成モデルなど合計約12GBのモデルファイルを削除して容量を回収できる。このツールは2026年10月5日にはHacker Newsのフロントページで約576ポイントを獲得して注目を集めた。Apple Intelligenceのモデルが完全に削除されると、Siri関連のAI機能、Writing Tools、Genmoji、Image Playground、ChatGPT統合、各種要約、スマート返信、インライン予測、写真アプリのClean Up、空間写真、Xcodeの予測コード補完などがすべて利用できなくなる。.
失われる機能とトレードオフの全貌
- Siri(Hey Siriやメニューバーアイコンを含む)
- ChatGPT拡張機能
- メール、メッセージ、Safari、メモ、通知における要約機能
- メールのスマート返信とインラインテキスト予測
- Xcodeの予測コード補完
加えて、Foundation Modelsフレームワーク経由でオンデバイスモデルを呼び出すアプリの機能や、ショートカットの「モデルを使用」アクション、ビジュアルインテリジェンス、カレンダーの自然言語による編集なども利用できなくなる。ただし音声入力は別設定であり音声モデルも残るため、引き続き利用可能である。
オープンソースツールの利用環境とコミュニティの反応
動作にはApple Siliconを搭載したMacとmacOS 27が必要となる。導入時はcurlのインストーラーやHomebrewからコマンドを実行し、システム設定で構成プロファイルの承認を行う仕組みになっており、開発者によればネットワークリクエストは行われずデータも収集されない。ツールはシステム整合性保護(SIP)を無効化したり、保護されたシステム場所のファイルを直接削除したりすることなく動作し、モデルの再ダウンロードを防ぐために各ダウンロードを閉じたローカルポートへとリダイレクトする。
一方で、留意すべき点もある。MacRumorsの指摘によれば、ツールが依存する一部の構成プロファイルの制限キーはmacOS 26.4においてAppleによって非推奨とされており、将来のバージョンで変更される可能性がある。