フィラデルフィア・フィリーズの捕手J.T.
リアルミュートの負傷と交代の経緯
ロサンゼルスで行われたドジャースとのシリーズ最終戦、3回表にJ.T.リアルミュートは山本由伸投手の速球を左手首に受けた。一度はプレーを続行したものの、直後の守備からラファエル・マルシャンと交代。試合後、MLB.com のポール・カセラ記者らに対して、ドン・マッティングリー監督は当時の状況を以下のように語っている。
「明らかに腫れていて、うまく握ることもできず、バットを振ることもできない状態だった。キャッチングにも少し支障があった。だから、彼を交代させる必要があったんだ」ドン・マッティングリー監督、フィリーズ暫定監督
X線検査の結果は陰性であり、深刻な骨折などは免れた模様だ。リアルミュートは今シーズン、腰の故障で10日間の離脱を経験しており、フィリーズにとっては要の捕手の健康管理が再優先事項となっている。チームは6月1日の月曜日が試合のない日であるため、火曜日からのパドレスとの本拠地6連戦に向けて回復の時間を確保できる。ただし、MLB Trade Rumors が報じている通り、念のために数日の休養が与えられる可能性も否定できない。現ロースターにはマルシャンとギャレット・スタッブスの2人が控えており、捕手陣の層の厚さが一時的な離脱をカバーする形となる。
深刻化する打撃陣の歴史的低迷
リアルミュートの負傷は、チームが抱えるより大きな課題である「打線の深刻な機能不全」を象徴する出来事となった。9-1で敗れたドジャース戦を含め、フィリーズは現在11試合連続で4得点以下に抑えられている。この期間のチーム成績は26得点、59安打にとどまっており、MLB.com によれば、これほど低調な数字は「投手の年」と呼ばれた1968年以来、実に58年ぶりという歴史的な記録である。
5月を18勝10敗で終えたフィリーズだが、その好成績はクリストファー・サンチェスの無失点投球や、ザック・ウィーラー、ヘスス・ルサルドの両投手が月間を通して1点台の防御率を記録した投手陣の奮闘によるものだ。ブライス・ハーパーは現状について「当然ショックを受けている」と語りつつ、前向きな姿勢を強調している。
「6月が明日から始まる。良い6月にしよう。5月は勝ち越したんだから、それは僕らにとって大きい」ブライス・ハーパー、フィリーズ外野手
現在のチーム打率は.224でリーグ29位、出塁率は.292で最下位、OPSは.
エイダン・ミラーの復帰と将来への不透明感
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