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2026-02-09 02:05:00
メタ・プラットフォームズ(Meta Platforms)らAI分野の競合他社は昨今、創業1年足らずで評価額100億ドルと注目されるTMLを人材引き抜きの格好の標的としてきたが、そうした状況にあっても依然としてTMLはウー氏のようなスター級の人材を惹きつける求心力を維持していることが分かる。
Business Insiderが独自ルート経由で確認した社内のやり取りによれば、ウー氏はTMLのチームメンバーとして、開発者向けにAIモデルのトレーニング及びカスタマイズ支援を行っている模様だ。
ただし、TMLもウー氏本人も職務の詳細は明らかにしておらず、社内での正確なポジションは不明だ。
ウー氏のリンクトイン(LinkedIn)プロフィールを確認すると、TMLがステルスモードを抜けた時期とちょうど重なる昨年1月頃から「何かしらの新しい」企業もしくは組織の「共同創業者兼アドバイザー」を務めていることが記載されている。これがTMLを指すのかどうかは判然としない。
先述のように、TMLではここ数カ月、幹部人材の流出が相次いでいる。
昨年巨額の資金を用意して競合他社にAI人材の引き抜き攻勢をかけたメタは、創業間もないTMLもその毒牙にかけた。
ウォール・ストリート・ジャーナル報道によれば、TML共同創業者の一人であるアンドリュー・タロック氏に6年15億ドルというメジャーリーグのスター選手並みかそれ以上の巨額報酬を提示し、獲得に成功した。
また、1月にはオープンAIでムラティ氏の後任として技術責任者を務め、同氏とともにTMLを共同創業したCTOのバレット・ゾフ氏が突如オープンAIに復帰する人事が発表された。
ゾフ氏とともに、TML共同創業メンバーのルーク・メッツ、サミュエル・ショーンホルツの両氏も復帰した模様だ。食品宅配大手インスタカート(Instacart)を率い、現在はオープンAIのアプリケーション部門CEOを務めるフィジー・シモ氏がX投稿を通じて発表している。
それらの幹部人材が離脱した後ですら、TMLはオープンAIやメタなどトップクラスのAIラボ出身の優秀な人材を数多く抱えている。
昨年6月には(すでに少し触れたように)ポストマネー評価額100億ドルで20億ドルを集めたシード資金調達ラウンドをクローズ。さらに、11月には評価額500億ドルで次なる資金調達ラウンドの初期協議を進めていることをブルームバーグが報じた。
TMLは昨年10月に最初の製品として、大規模言語モデルを手軽にファインチューニング(トレーニング済みモデルを特定のタスクやユースケースに応じて調整する作業)可能なAPI「Tinker(ティンカー)」を発表。プリンストン、スタンフォード、カリフォルニア大学バークレー校らですでに試験運用が始まっていることを明らかにした。
前出のブルームバーグ記事はこの製品について、「AI研究コミュニティの一部の初期テスターからポジティブなフィードバックを得ている。内情に詳しい関係者によると、有料プランを契約済みの企業顧客もいる」としている。
TMLにコメントを求めたが得られなかった。ウー氏およびコグニションから記事公開までに返答はなかった。
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