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iPhone 16の選び方の肝になる。アップル独自AI「Apple Intelligence」とは何か | Business Insider Japan

発表会場に展示されていたiPhone 16 Pro。画面上の「虹色の枠」はApple Intelligenceが動いている証し。 撮影:西田宗千佳 アップルは2024年のiPhoneを「Apple Intelligence」を前提とした製品にしている。 ただ、Apple Intelligenceとはなにか? スマホを買い換えるほどの価値があるのだろうか? Apple Intelligenceに関する解説記事や試用レポートを掲載してきたが、あらためてその意味を考えてみよう。 なお、Apple Intelligenceが日本で使えるのは2025年からとアナウンスされており、最短でも4カ月後だ。 しかし、アップルの戦略を考える上でも、「Apple IntelligenceレディなiPhone 16などを買うべきか」を考える上でも、現状を知っておくのは重要なことだ。 パーソナルアシスタントをiPhoneの中に Apple Intelligenceとはなにか? 簡単に言えば、「アップル製品にパーソナルアシスタントを組み込むもの」だ。 主軸となるのはiPhone向けだが、MacやiPadなどにも対応。アップル製品全体で活用される機能になっていく。 できることは多数ある。 まず大きいのは、音声アシスタントの「Siri」が改良されることだろう。それは「音声がリアルになる」とか「もっと賢くなる」という話だけではない。 Apple Intelligence版Siriの動作中は「虹色の光」が特徴。 撮影:西田宗千佳 もっとも重要なのは「人間のラフな物言いにちゃんと対応できる」ということだ。 音声アシスタントに話しかける時、ちょっと構えてしまう感覚を持つことはないだろうか? 一般的に音声アシスタントの対話では、言い間違ったり言い淀んだりすると「わかりません」と言われたり、思ってもみない反応が返ってくるからだ。 そのため、話し始める前に「どう命令するのか」を考えてしまうし、なにを聞けばどう反応するかも考えてしまい、窮屈さや不自然さを感じやすい。 人間の会話は思ったよりラフで、行き当たりばったりなところがある。 Apple Intelligenceによって改善されたSiriでは、言い淀んだり話を少し変えたりしてもちゃんと反応する。 一般的な生成AIと同じように「要約」や「翻訳」もできる。 あらゆる文字入力欄で「作文ツール(Writing Tools)」が使えて、選択した文章の要約や翻訳、リライトなどに使える。 メモ帳やメールを含む「文字を書くあらゆるアプリ」で、生成AIを使った補助である作文ツールが使える。…

iPhone 16の選び方の肝になる。アップル独自AI「Apple Intelligence」とは何か | Business Insider Japan

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2024-09-13 03:05:00

発表会場に展示されていたiPhone 16 Pro。画面上の「虹色の枠」はApple Intelligenceが動いている証し。

撮影:西田宗千佳

アップルは2024年のiPhoneを「Apple Intelligence」を前提とした製品にしている。

ただ、Apple Intelligenceとはなにか? スマホを買い換えるほどの価値があるのだろうか?

Apple Intelligenceに関する解説記事試用レポートを掲載してきたが、あらためてその意味を考えてみよう。

なお、Apple Intelligenceが日本で使えるのは2025年からとアナウンスされており、最短でも4カ月後だ。

しかし、アップルの戦略を考える上でも、「Apple IntelligenceレディなiPhone 16などを買うべきか」を考える上でも、現状を知っておくのは重要なことだ。

パーソナルアシスタントをiPhoneの中に

Apple Intelligenceとはなにか? 簡単に言えば、「アップル製品にパーソナルアシスタントを組み込むもの」だ。

主軸となるのはiPhone向けだが、MacやiPadなどにも対応。アップル製品全体で活用される機能になっていく。

できることは多数ある。

まず大きいのは、音声アシスタントの「Siri」が改良されることだろう。それは「音声がリアルになる」とか「もっと賢くなる」という話だけではない。

Apple Intelligence版Siri

Apple Intelligence版Siriの動作中は「虹色の光」が特徴。

撮影:西田宗千佳

もっとも重要なのは「人間のラフな物言いにちゃんと対応できる」ということだ。

音声アシスタントに話しかける時、ちょっと構えてしまう感覚を持つことはないだろうか?

一般的に音声アシスタントの対話では、言い間違ったり言い淀んだりすると「わかりません」と言われたり、思ってもみない反応が返ってくるからだ。

そのため、話し始める前に「どう命令するのか」を考えてしまうし、なにを聞けばどう反応するかも考えてしまい、窮屈さや不自然さを感じやすい。

人間の会話は思ったよりラフで、行き当たりばったりなところがある。

Apple Intelligenceによって改善されたSiriでは、言い淀んだり話を少し変えたりしてもちゃんと反応する。

一般的な生成AIと同じように「要約」や「翻訳」もできる。

あらゆる文字入力欄で「作文ツール(Writing Tools)」が使えて、選択した文章の要約や翻訳、リライトなどに使える。

作文ツール

メモ帳やメールを含む「文字を書くあらゆるアプリ」で、生成AIを使った補助である作文ツールが使える。

撮影:西田宗千佳

メール機能とも連動する。複数人でメールをやりとりして長いスレッドができた場合、「冒頭に要約」した文が表示される。

メール自体を、読むべき優先度に従って並べ替えることもある。

要約機能

大量のリプライを含むメールのスレッドも、要約機能で簡単に内容を把握できる。

撮影:西田宗千佳

写真や動画については複数の強化点がある。

まずは「検索」機能だ。写真や動画に何が写っているかをAIが把握し、検索に使えるようになる。

これまでは「車」「寿司」のような単語単位だったが、「サッカーをプレイしている娘」や「先週のバーベキュー」のように、文章で欲しい画像を見つけられるようになる。

しかも、動画については「動画内の1シーンに含まれる内容」についても検索対象となる。

画像を検索

「サッカーをしている娘」を、写真や動画から一発検索。以前は難しかったことだ。

撮影:西田宗千佳

写真から邪魔なものや人を一発で消す「クリーンアップ(Clean Up)」も搭載される。

グーグルが「消しゴムマジック」の名称で展開しているもののアップル版……といったところだろうか。

掃除

「Clean Up」で背景にいる人を一発で消すことも。

撮影:西田宗千佳

また、誰かとメッセージをやり取りしている時、そこに挿入する絵文字として、オリジナルのものを生成する「ジェン文字(Genmoji)」機能もある。

さらには、カメラで撮った写真を簡単にApple Intelligenceへと送る「Visual Intelligence」も搭載される。

この機能では、「予定をカレンダーに登録する」「写っているものがなにかを検索する」ことなどができるし、グーグルの画像検索との連動もある。

多様な新機能が追加されていき、その中核にはApple IntelligenceというAIがある……と考えればいいだろう。

iPhone 16を選ぶか「15 Pro」を選ぶか

https://www.youtube.com/watch?v=PugKQZHPut8

アップルは、多彩な機能を5分間にまとめた解説ビデオを作り、公開している。

出典:アップル

Apple Intelligenceを使うには、機械学習処理を高速化するNeural Engine(いわゆるNPU)に加え、メインメモリーが一定量必要になる。

MacやiPadの場合には、いわゆる「Appleシリコン」であるMシリーズ搭載であることが必須となっている。iPhoneの場合には、2023年発売の「iPhone 15 Pro」シリーズも動作対象だった。

2024年発売の「iPhone 16」シリーズは、全機種が動作対象。発表会レポートでも述べたように、プロセッサーを含めてApple Intelligenceを使う前提の構成になったためだ。

だから、iPhone 16シリーズを買うのであれば、「(日本でも今後)Apple Intelligenceが使えるようになる」という点を強く意識するべきだろう。

なお、iPhone 16シリーズ発売以降、Apple Intelligence対応機種は「iPhone 15 Proシリーズ」「iPhone 16シリーズ」「iPhone 16 Proシリーズ」の3ラインになる。

この3ラインにおけるApple Intelligenceの機能・使い勝手に差はない。動作速度についても、画像生成などを除くと差は小さいだろう。

最新の高性能なものほど付加価値が高いわけではない……という点を考えると、「iPhone 15 Proシリーズをあえて狙う」という考え方もあるだろう。

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執筆者について: nipponese

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