First launched in 2023 as a smart home hybrid, the device faced criticism for its pricing and hardware. Google promises software updates will continue through 2028.
2023年の登場から終売までの歩み
この端末は、2023年のイベントで鳴り物入りで発表された。充電スタンドと一体化することで、家庭内のスマートホームディスプレイと手持ちのタブレット端末の両方の役割をこなすハイブリッド型として市場に投入された。具体的には、2023年のGoogle I/Oで発表され、AndroidタブレットとNest Hubスマートディスプレイのハイブリッドとして設計されていた。
しかし、発売当初から価格設定や性能面において様々な議論を呼んだ。ドックが付属していたため、発売時の価格は499ドルに設定されていたが、ディスプレイはローエンドであり、パフォーマンスについても「mid(中途半端)」であると評された。また、ドックに搭載されたスピーカーの品質が非常に低かったことや、スマートホームデバイスとしての機能が不十分であった点も指摘されている。その後、Googleはドックなしの構成を399ドルで販売し、一定の訴求力を持たせようとしたが、Lenovoなどの競合他社が同価格帯で500ドル相当のスペックを持つゲーミングレベルのタブレットを展開していた。
在庫の消滅とストアからの完全な削除
Google StoreにおけるPixel Tabletの削除は段階的に行われた。Jetstreamによって報告されたところによると、デバイスはまず「在庫切れ(out of stock)」と表示され、その後、ストアから完全に削除された。Noah氏によれば、販売は8月下旬に終了しており、8月31日の時点ではまだ在庫切れとしてリスティングが残っていたが、現在は直接リンクにアクセスしてもホームページにリダイレクトされる状態となっている。

Google Storeからは「Tablet」というカテゴリー自体がバーから削除されており、これにより近い将来に後継機が登場する可能性は低いと考えられている。ストアには一部のアクセサリーのみが残されている状態である。また、Amazonを含むサードパーティのリテールショップにおいても、在庫を持つ販売者は確認されておらず、市場全体から姿を消しつつある。
この手法は、過去にGoogleが「Nest Mini」や「Nest Audio」などのハードウェアを廃盤にした際に見せたパターンと一致している。在庫切れになった後、ストアから削除されることで、Googleは事実上の製品廃止を表明する傾向にある。
繰り返されてきたGoogleのタブレット事業の歴史
Googleによるタブレット端末の開発の歴史は、決して平坦なものではなかった。2015年には専用キーボードを備えた10.2インチの「Pixel C」をリリースした。その後、2018年には「Pixel Slate」を投入したが、その後継機の開発は発表から1年足らずで中止され、それがGoogleのタブレット開発停止に直接つながった。

2023年のPixel Tabletの登場で再びタブレット事業への期待が高まったが、結果的に成功を収めることはできなかった。内部的な情報によれば、収益性の懸念から大幅なアップグレードを予定していた後継機の計画がキャンセルされた。具体的には、2025年に登場する予定だった後継機と、2027年に予定されていた第3世代モデルの両方が棚上げされたとされる。
既存ユーザー向けのサポートと今後の展望
端末の販売は終了したものの、すでにPixel Tabletを所有しているユーザーに向けて、Googleはソフトウェアアップデートの提供を継続する方針を示している。アップデートは2028年まで提供される予定であり、一部のソースでは具体的に2028年6月までと約束されている。ただし、製品が完全に削除された現状において、この約束が今後も遵守されるかについては不透明であるとの見方もある。