Appleの発表会で公開された「iPhone Duo」の画面開閉アニメーションを巡り、海外掲示板の投稿をきっかけとしてGalaxy Z Fold 8での再現を試みる動きが広がっていると、lifehacker.jpが報じた。公式ストアのアプリはまだ使えず、非公式の4つのツールを検証したところ、実際に動作したのは1つだけだったという。
唯一動作した「Duo Fold Live」のセットアップと残る課題
4つのうち唯一まともに動作したのは「Duo Fold Live」だった。動きはスムーズかつ高速で、他のアプリを開いている最中でも機能する。開発者によると、このアプリはGalaxy Z Fold 8専用に作られており、Android 17環境でテスト済みだという。セットアップでは、まず「設定」の「セキュリティとプライバシー」から「自動ブロッカー」をオフに変更し、補助アプリの「Shizuku」をインストールする。
続いて「開発者向けオプション」の「ワイヤレスデバッグ」からペアリングコードを発行し、それをShizukuに入力する。これにより、アプリが端末のヒンジの開閉角度を読み取り、ぼかし効果を連動させることが可能となる。作業全体は約5分で完了し、APKのインストールやSamsung標準の壁紙への変更を経て準備が整う。
実際に動かすと良好な動きを見せるものの、Appleレベルの完成度と比べると課題も残されている。画面を開く途中で一瞬黒くチラつく現象が発生し、内側の画面を開くと常にメインのホームページが表示されてしまう。また、画面をロックしたまま開くとロック解除画面がアニメーションを遮り、再起動のたびにShizukuのペアリングをやり直す手間も必要となる。
Apple演出の仕組みとSamsung製端末の今後の見通し
Appleの演出が美しく見える理由は、計算し尽くされたシステム制御にある。iPhone Duoは2つの画面がまったく同じ縦横比であり、1つのシステムで制御しているため本体を開いても表示位置がブレない。その上で、動く側の画面だけにぼかしをかけることで奥の画面が透けているような錯覚を作り出している。
現状のAndroidアプリでこれを完全に再現することは不可能である。しかし、Samsung純正の壁紙はすでに画面の開閉角度を認識しており、Samsung自らが公式機能として同様の演出を搭載する日もそう遠くないと見られている。