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2024-08-29 00:00:00
FRBのパウエル議長は、9月の利下げ開始を示唆した。
チップ・ソモデヴィラ/ゲッティイメージズ; BI
- アメリカのジェローム・パウエルFRB議長は8月23日、ジャクソンホールで演説を行った。
- 議長は9月の利下げ開始を示唆した。
- だが、7月の雇用統計が期待外れだったことから、労働市場はまだ流動的であると述べた。
アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル(Jerome Powell)議長は、9月に利下げを行うことをほぼ認めた。
パウエル議長は8月23日、世界中の中央銀行の関係者が集まるワイオミング州ジャクソンホールでの経済シンポジウムでステージに立ち、演説を行った。議長は、パンデミック開始以来初めてとなる利下げに注目が集まるなか、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)に先立ち、FRBの考え方を明かした。
パウエル議長は、アメリカ経済がFRBの掲げるインフレ目標の2%にゆっくりと向かっていることを確認する重要性を強調しながらも、政府による金融引き締め政策が効果をもたらした自信を示し、待望の利下げがまもなくやってくることを示唆した。
「政策を調整するときがやってきた」と彼は語った。
「進むべき方向は明らかで、利下げのタイミングと数値は今後のデータ次第で、変動する見通しやリスクとのバランスによる」
9月に政府が利下げを行うことはほぼ確実だ。金利変動を予測するシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェドウォッチは23日の朝には0.25%の利下げを行う確率について71.5%、0.50%は28.5%だと示していた。
ということは、利下げを行うかどうかではなく、利下げ幅がどのくらいかということに焦点が移る。そして、今後の雇用統計によって、それが明らかになるだろう。7月の雇用統計は驚くことに弱く、失業率は4.3%に上がった。これに加えて労働統計局のデータ改訂で、雇用成長が過去1年の報告書から約80万人、下方修正された。
パウエル議長は、演説の中で雇用市場の減速を強調した。「今日、雇用市場は以前の過熱した状態からかなり冷え込んでいる」と述べた。
「失業率は1年前から上昇し始め、現在は4.3%だ。歴史的には低い数値だが、2023年初頭より1ポイント以上高い」
つまり、FRBは9月6日に発表される雇用統計を確認し、9月と2024年の残りの期間の利下げをどの程度行うかを決めることになる。
「全体として、経済は引き続き着実なペースで成長している」とパウエル議長は述べた。
「だが、インフレと雇用市場のデータが、変則的な状況を示している。インフレの上振れリスクは減少したが、雇用の下振れリスクは増加している。前回のFOMCの声明で強調したように、我々は2つの使命の両面におけるリスクに注視する」
パウエル議長は、一部のエコノミストや民主党議員から、労働市場の不安定さを考慮し、9月は0.25%以上の利下げを行うよう圧力を受けている。だが、パウエル議長とFRBは単一のデータポイント以外にも目を向ける重要性を主張している。シカゴ連邦準備銀行のオースタン・グールズビー(Austan Goolsbee)総裁は以前「データにはノイズが多いため、長期的に見なければならない」と、Business Insiderに語っていた。
「我々の政策はすぐに効果を発揮することはない。深刻な景気後退をもたらすことなく、インフレを歴史的な高い数値から我々の目標値まで下げる王道に進むため、我々がどこにいる必要があるのか考えなければならない」とグールズビー総裁は述べている。
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