日本語版
最新ニュース
科学&テクノロジー

FANG+の最強ライバル!? 「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」をレビュー | Business Insider Japan

閉じるこの投資信託・ETFに注目!矢印「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」の通称は"メガ10"だ。出展:ニッセイアセットマネジメント(ロゴ)注目の新投信「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド(通称:メガ10)」が、11月4日に設定された。このファンドは10月に算出を開始した「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス」との連動を目指す商品だ。巷では「FANG+」の対抗馬として目される、この指数と投信の特徴をレビューする。現時点での"最強"ETF! ついに上場した「iFreeETF FANG+」をレビュー | Business Insider Japan「FANG+」の対抗馬が、ついに現れたのかも知れない。NYSE FANG+指数に追随するファンドといえば、現時点で最強の商品のひとつだ。しかし、これらには常に「AIバブル」という懸念がつきまとっている――。それを別の視点から解消し、超巨大企業の成長性に投資できるファンドが登場した。それが「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」、通称"メガ10(メガテン)"だ。11月4日から運用を開始したこのファンド。ドイツの指数提供会社ソラクティブ(Solactive)が10月より算出を開始した、新しい指数「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス(配当込み、円換算ベース)」との連動を目指す。この指数は、FANG+やマグニフィセント・セブンと同じように、極めて限られた少数の超巨大企業だけで構成されている。だが、銘柄が固定されていない点が最大の特徴だ。この新しい指数は、どんなものなのか。そして、ニッセイの新投信は、どのようなパフォーマンスを発揮するのか。指数と同投信の特徴をレビューする。成長性と時価総額に着目した指数まず、新しい指数「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス(配当込み、円換算ベース)」から確認していこう。一般的に株式指数といえば、S&P500や日経平均株価のように、100以上の銘柄で構成されている。それらは、市場全体の動きを捉える指数として、日々新聞やテレビで取り上げられることも多い。だが、テック株の好調によって、時価総額の大きい上位株の影響度は高まっている。そうした銘柄の影響を捉えるため、上位数社に絞る株式指数も数々生み出されてきた。今回のソラクティブ社の「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス(配当込み、円換算ベース)」も、そうした上位株の動きを捉える指数と言える。だが、この指数の元になるのが、同社の「Solactive GFS United States Growth インデックス」だ。これは、米国に上場する大型・中型株のうち、利益成長率と売上高成長率の平均から"成長性が高い"と評価された130銘柄で構成されている。そのうち、時価総額で上位10銘柄を選定したのが、今回の新指数だ。つまり、同社の基準で、もっとも成長性が高く、時価総額が大きい10社だけを集めた指数と言えるだろう。なお、この指数では銘柄の入れ替え時期に、既存銘柄が10位圏外になっても13位以内であれば入れ替えを実施しない。なぜなら、10位前後の範囲では比較的入れ替えが多く、コストを削減するためだ。FANG+よりもIT偏重していないでは、もう少しわかりやすく、今度は「Solactive US…

FANG+の最強ライバル!? 「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」をレビュー | Business Insider Japan

1762883167
2025-11-11 08:30:00

閉じる

この投資信託・ETFに注目!

矢印

「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」の通称は”メガ10″だ。
出展:ニッセイアセットマネジメント(ロゴ)
  • 注目の新投信「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド(通称:メガ10)」が、11月4日に設定された。
  • このファンドは10月に算出を開始した「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス」との連動を目指す商品だ。
  • 巷では「FANG+」の対抗馬として目される、この指数と投信の特徴をレビューする。
現時点での

現時点での”最強”ETF! ついに上場した「iFreeETF FANG+」をレビュー | Business Insider Japan

「FANG+」の対抗馬が、ついに現れたのかも知れない。

NYSE FANG+指数に追随するファンドといえば、現時点で最強の商品のひとつだ。しかし、これらには常に「AIバブル」という懸念がつきまとっている――。

それを別の視点から解消し、超巨大企業の成長性に投資できるファンドが登場した。それが「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」、通称”メガ10(メガテン)”だ。

11月4日から運用を開始したこのファンド。ドイツの指数提供会社ソラクティブ(Solactive)が10月より算出を開始した、新しい指数「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス(配当込み、円換算ベース)」との連動を目指す。

この指数は、FANG+やマグニフィセント・セブンと同じように、極めて限られた少数の超巨大企業だけで構成されている。だが、銘柄が固定されていない点が最大の特徴だ。

この新しい指数は、どんなものなのか。そして、ニッセイの新投信は、どのようなパフォーマンスを発揮するのか。指数と同投信の特徴をレビューする。

成長性と時価総額に着目した指数

まず、新しい指数「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス(配当込み、円換算ベース)」から確認していこう。

一般的に株式指数といえば、S&P500や日経平均株価のように、100以上の銘柄で構成されている。それらは、市場全体の動きを捉える指数として、日々新聞やテレビで取り上げられることも多い。

だが、テック株の好調によって、時価総額の大きい上位株の影響度は高まっている。そうした銘柄の影響を捉えるため、上位数社に絞る株式指数も数々生み出されてきた。今回のソラクティブ社の「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス(配当込み、円換算ベース)」も、そうした上位株の動きを捉える指数と言える。

だが、この指数の元になるのが、同社の「Solactive GFS United States Growth インデックス」だ。これは、米国に上場する大型・中型株のうち、利益成長率と売上高成長率の平均から”成長性が高い”と評価された130銘柄で構成されている。

そのうち、時価総額で上位10銘柄を選定したのが、今回の新指数だ。つまり、同社の基準で、もっとも成長性が高く、時価総額が大きい10社だけを集めた指数と言えるだろう。

なお、この指数では銘柄の入れ替え時期に、既存銘柄が10位圏外になっても13位以内であれば入れ替えを実施しない。なぜなら、10位前後の範囲では比較的入れ替えが多く、コストを削減するためだ。

FANG+よりもIT偏重していない

では、もう少しわかりやすく、今度は「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス(配当込み、円換算ベース)」と「NYSE FANG+指数」比較していこう。

ソルアクティブな米国の成長
Mega 10 Select インデックス

NYSE FANG+インデックス

アルファベット(グーグル)

12.7%

アルファベット(グーグル)

10%

テスラ

12.7%

アップル

10%

ブロードコム

10.9%

ブロードコム

10%

イーライリリー・アンド・カンパニー

10.3%

クラウドストライク

10%

エヌビディア

10%

エヌビディア

10%

アマゾン

9.8%

アマゾン

10%

ビザ

8.9%

ネットフリックス

10%

マイクロソフト

8.8%

マイクロソフト

10%

マスターカード

8.6%

サービスナウ

10%

メタ

7.5%

メタ

10%

ソラクティブ社の新指数を構成する銘柄は、上の表の通り。FANG+などと比較すると、IT関連に偏重していないことが分かる。

イーライリリー・アンド・カンパニー(Eli Lilly and Company)は製薬会社。そして、ビザ(Visa)やマスターカード(Mastercard)などのクレジットカード会社も含んでいる。

銘柄名

ソルアクティブな米国の成長
Mega 10 Select インデックス

NYSE FANG+インデックス

開始日の計算

2025/10/15

2017/9/26

特徴

「Solactive GFS United StatesGrowth」
インデックス」を投資候補銘柄群とし、
そのなかから時価総額の上位10銘柄を選定。

※見直しの際に既存銘柄が13位以内であれば入換は実施しない

FANGの4社にアップルと
マイクロソフトを加えた6社を固定。
時価総額、売上高を基準に4銘柄を加える。

銘柄比率

10銘柄の等金額調整

10銘柄の等金額調整

一方で、FANG+とは6銘柄が重なっており、FANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)のうち3銘柄が共通している。年に4回、銘柄のリバランスを行う点は同じだ。

だが、FANG+の場合、基本的にFANGの4社にアップルとマイクロソフトを加えた6社が固定されている。なので、入れ替えが実施されるのは、残り4銘柄しかない。

なお、新指数にはアップルが含まれておらず、成長性の観点で外されたと思われる。一方、新指数に含まれるテスラは24年9月の入れ替えでFANG+から外された。この点は指数算出機関の違いが表れているといえる。

いまのところ実績はFANG+と同等

今回の「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」は、新指数との連動を目指した商品である。ニッセイは他の指数と違って入れ替えがある点をアピールしている。こちらに固定の銘柄というのは、基本存在していない。

その部分が、同じ少数精鋭のファンドでも、パフォーマンスに影響を与えてくる可能性がある。だが、過去5年の推移を見ると、どちらの推移もほぼ変わりはない。

メガ10とFANG+指数、過去5年の推移はほぼ同じ。
メガ10とFANG+指数、過去5年の推移はほぼ同じ。
出展:「メガ10」ファンドレポート

iFreeNEXT FANG+インデックスは、以前の記事でも解説した通り、24年末時点で国内最強のパフォーマンスを発揮する投資信託だった。選定銘柄次第だが、両者は今後も同等のパフォーマンスをキープするかもしれない。

「信託報酬」はメガ10が優位

ちなみに、FANG+指数を代表する投資信託「iFreeNEXT FANG+インデックス」は、信託報酬が0.775%。そしてNISAは成長投資枠とつみたて投資枠の両方に対応している。

その一方、今回の「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」は、信託報酬が0.385%とより低い。しかし、NISAでは成長投資枠に対応しているものの、つみたて投資枠の対象外だ。投資判断ではこの点を留意する必要がある。

だが、投資の鉄則はなるべくコストを抑える事だ。そうした観点からすると、メガ10の方が優れていると言えそうだ。

勝敗は「AI」次第?

昨今ではAI投資が盛んになり、関連株も上昇が続いている。SNSの投資家は強気だが、日経新聞の報道にあるように、各社が「循環投資」をしているような状況だ。

たとえば、OpenAIがエヌビディアの半導体を購入し、エヌビディアがOpenAIに投資している。マイクロソフトはOpenAIに投資し、OpenAIはマイクロソフトのクラウドを利用する。こうした状況がAI関連株を押し上げている。

このまま活況が続けば、FANG+銘柄の時価総額・業績はさらに拡大し、メガ10の構成銘柄はFANG+とほぼ同じに収斂するかもしれない。一方、AIバブルとしてはじけてしまった場合、6銘柄が固定されたFANG+の方が下落幅は大きくなるだろう。

勝敗はAI次第といえそうだが、柔軟性があるのは銘柄が固定されないメガ10だ。少数の銘柄に集中投資する場合、状況に応じて方針を変える必要がある。柔軟性という観点ではFANG+よりもメガ10の方が良いだろう。

S&P500のトップ10企業だけに集中投資! 新投信「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」をレビュー | Business Insider Japan

S&P500のトップ10企業だけに集中投資! 新投信「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」をレビュー | Business Insider Japan

※本記事は取材対象者の知識と経験に基づいて投資の選定ポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも勧めるものではありません。本記事に記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、筆者、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。

#FANGの最強ライバル #ニッセイS米国グロース株式メガ10インデックスファンドをレビュー #Business #Insider #Japan

執筆者について: nipponese

Nipponese News編集部は、国内外のニュースを日本語で分かりやすくお届けします。