ESPNのピート・サメル氏が25人のNFLスカウトおよびエグゼクティブを対象に「次回のドラフトでトップとなるクォーターバック(QB)は誰か」という質問を行った調査において、オレゴン大学のダンテ・ムーアが最も多くの回答を集め、1位に選出されました。テキサス大学のアーチ・マンニングは、この世論調査で2位となりました。
ダンテ・ムーアが2027年NFLドラフトのトップQB候補で最多得票
ムーアは今シーズンの開幕戦でボイジー州立大学と対戦し、37パス中28回を成功させ、378ヤード、3タッチダウンを記録して34-27の勝利に貢献しました。サメル氏が接触した多くの関係者は、現時点でのムーアをナンバーワンと評価していますが、シーズンを通じて複数の候補者がその地位を争うことになります。
ドラフト戦略と大学残留の選択
ムーアは2025年シーズン終了後、NFLドラフトへのエントリーが有力視されていました。当時、ニューヨーク・ジェッツが全体2位指名権を保持していたため、2026年にはジェッツに加入する現実的な可能性があったとされています。しかし、ムーアは予想に反して2026年シーズンもオレゴン大学に残留することを決定しました。
この残留という選択は、QBを必要とするチームが全体1位指名権を獲得した場合、大きな成果をもたらす可能性があります。また、ジェッツは2027年のドラフトで3つの1巡目指名権を保持しており、引き続きムーアは注視すべき選手となっています。
競合するトッププロスペクトたちの現状
2位のアーチ・マンニングも、長らくQB1の候補として挙げられてきました。マンニングはテキサス大学のスターターとして2年目を迎え、テキサス州立大学戦で27パス中20回を成功、305ヤード、4タッチダウン、1インターセプトを記録し、59-7の快勝を収めています。
一方で、Bleacher ReportのNFLスカウト部門が9月7日に公開した模擬ドラフトでは、異なる評価が示されています。同部門の予測では、以下の4名が1巡目で指名されるとしています。

- ダリアン・メンサ(マイアミ大学): アリゾナ・カーディナルズにより全体2位で指名。スタンフォード大学およびフロリダA&M大学との2試合で、45パス中41回成功、653ヤード、8タッチダウンを記録しています。
- アーチ・マンニング(テキサス大学): ニューヨーク・ジェッツにより全体3位で指名。
- ダンテ・ムーア(オレゴン大学): クリーブランド・ブラウンズにより全体4位で指名。
- カー(大学名不明): アトランタ・ファルコンズにより全体8位で指名。ウィスコンシン大学戦で29パス中19回成功、239ヤード、2得点を記録しました。
その他の注目候補と評価の分かれる選手
2027年ドラフト候補には、他にも多様な特性を持つQBが存在します。サウスカロライナ大学のラノリス・セラーズ(6フィート3インチ、238ポンド)は、昨シーズンのパス成功率が60.8%(13タッチダウン、8インターセプト)と統計面では控えめながら、強力な肩と身体能力を備えています。彼はレッドシャツ・フレッシュマン時にチームキャプテンに選出されるなど、精神面での評価も高いとされています。
また、その他の注目選手として以下の名前が挙げられています。

- ニコ・イアマレバ(UCLA): 6フィート5インチ、215ポンド。
- ジョン・メイティア(オクラホマ大学): 6フィート1インチ、224ポンド。
- ジェイデン・マイアバ(USC): 6フィート4インチ、230ポンドのレッドシャツ・シニア。
- トリニダード・チャンブリス(ミシシッピ大学): 25歳。2024年にフェリス州立大学をDII王者に導いた実績を持ちます。
- ジュリアン・サイイン(オハイオ州立大学): 6フィート1インチ、214ポンド。
一方で、身体能力が高く1巡目候補とされる選手の中には、スポーツ賭博による資格停止処分を受け、1年間のブランクを経てドラフトに臨むこととなる選手も存在し、NFL側が補完ドラフト(supplemental draft)での受け入れを拒否した事例があるなど、オフフィールドでの判断が評価に影響を与えるケースも見られます。