Appleは9月9日のイベントで、新型の「Apple Watch Series 12」および「Apple Watch Ultra 4」を発表する見通しです。BloombergのMark Gurman氏によると、両モデルともに新しいヘルスケアおよびフィットネス機能が搭載される予定であり、さらにwatchOS 27およびiOS 27のベータ版コードからは、具体的な新機能の導入を示唆する詳細が明らかになっています。
新アプリ「Readiness」とトレーニング機能の拡充
MacRumorsフォーラムのメンバー「pdfu」氏が発見したコードによると、既存の「バイタル」アプリとは異なる、独立した新しい「Readiness(レディネス)」アプリの存在が確認されました。このアプリはwatchOS 27のランチャーにおいて、デフォルトのホーム画面で「ワークアウト」アプリの直後に配置される設計となっており、iOS 27のコンパニオンアプリ側でも同様の配置ロジックが参照されています。この名称と配置から、Appleがより本格的な回復状態や準備状態の計測体験を準備していると考えられます。
また、筋力トレーニング機能の強化も計画されています。個別のセット数、反復回数、重量、使用器具、身体の部位、および所要時間を保存するためのヘルスケア・インフラストラクチャが拡張されており、より詳細なトレーニングデータの管理が可能になると見られています。
次世代心拍数センサー「Sunstone4p0」の導入
ハードウェア面では、「Sunstone4p0」と呼ばれる新しい光学センサーファミリーの導入が示唆されています。この新センサーはノイズ係数が低減されており、手首の状態や装着方向に基づいたチャネル選択機能を備えています。これにより、反射パルス信号が弱い場合でも読み取り精度が向上し、時計の装着位置に応じた最適化されたセンシングが可能になると期待されています。
ストレージ容量の倍増とパフォーマンスの向上
内部仕様に関しては、T8320チップに関連付けられたNANDストレージのプロファイルが確認されており、Apple Watch Series 12およびUltra 4のストレージ容量が、従来の64GBから128GBへ倍増する可能性があります。

処理能力についても、CNETが報じたMark Gurman氏の情報によれば、より高速なチップ(S11またはS12)が搭載される見込みです。これにより、watchOS 27で導入される新しい「Siri AI」の動作効率が向上するとされています。また、プロセッサの効率化は、Ultraモデルにおけるバッテリー駆動時間のさらなる延長に寄与する可能性があります。
デザインの据え置きとその他の予測
外観については、大きな変更はないと見られています。Mark Gurman氏は、Series 12およびUltra 4ともに、現行のSeries 11やUltra 3から大幅なデザイン変更はないとの見解を示しています。Series 12に関しては、セラミックケースが復活するとの予測があります。なお、2024年のSeries 10登場以来、ケースデザインは変更されておらず、2026年は現行デザインの3年目となります。
その他の機能として、watchOS 27では片手でのジェスチャーコントロールの拡張や、周産期(ペリメノポーズ)に関する新しいインサイトの提供が予定されています。一方で、一部で噂されていたTouch IDの搭載については、Gurman氏は今回のモデルでの導入は期待できないとしています。ただし、MacWorldが報じた内部コードでは、2026年または2027年に向けた生体認証の実験が行われていた形跡があるとのことです。
スペックおよび予測機能まとめ
| 項目 | 予測される変更点・新機能 |
|---|---|
| 新アプリ | 「Readiness」アプリ(回復・準備状態の計測) |
| センサー | 「Sunstone4p0」光学センサー(低ノイズ・方向最適化) |
| ストレージ | 128GB(従来比2倍) |
| プロセッサ | S11またはS12チップ(高速化・Siri AI対応) |
| フィットネス | 筋力トレーニングの詳細保存(セット数、重量など) |
| デザイン | 大幅な変更なし(Series 12はセラミックケース復活の可能性) |
これらの新機能の多くは、MacRumorsやCNETなどが報じたリーク情報およびベータ版コードに基づいたものです。
