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アマゾンの貨物機がマイアミ国際空港でオーバーランし5人が死亡、連邦調査機関が原因究明へ

プエルトリコのサンアンから到着したアマゾンの貨物ジェット機が、2026年9月7日の午後2時ごろ、マイアミ国際空港の滑走路をオーバーランする重大事故が発生しました。機体は倉庫作業員や空港周辺の企業が利用する道路を突き切り、2台のセミトラックのそばで停止しました。事故により5人が死亡し、3人が重体、さらに2人が軽傷で入院したと当局は発表しています。現場周辺は濃い…

アマゾンの貨物機がマイアミ国際空港でオーバーランし5人が死亡、連邦調査機関が原因究明へ

プエルトリコのサンアンから到着したアマゾンの貨物ジェット機が、2026年9月7日の午後2時ごろ、マイアミ国際空港の滑走路をオーバーランする重大事故が発生しました。機体は倉庫作業員や空港周辺の企業が利用する道路を突き切り、2台のセミトラックのそばで停止しました。事故により5人が死亡し、3人が重体、さらに2人が軽傷で入院したと当局は発表しています。現場周辺は濃い黒煙に包まれ、緊迫した状況となりました。

マイアミ国際空港での貨物機オーバーラン事故の全貌

マイアミ・デイド消防救助隊(Miami-Dade Fire Rescue)のレイ・ジャダラ(Ray Jadallah)隊長によると、火災によりパイロットと副操縦士がコクピットに、一部の乗員が車内に閉じ込められたほか、車両の下に挟まった人物を救出する必要があったということです。消防救助隊は、複雑なエンジンコンパートメントからの火災による激しい炎と煙を確認し、空港専用の消防ユニットから泡消火剤を使用して消火にあたりました。消火後も数時間にわたり機体からの燃料漏れへの対応が続きました。

事故機は32年前に製造されたボーイング767型機で、長年旅客機として運航された後、2015年に貨物機へ改装された経歴を持っています。運航を担当していたのはノースカロライナ州を拠点とする貨物航空会社 21 Air でした。フライト追跡サイトFlightradar24によると、この機体はロシア企業を含む海外所有の履歴があるとされており、元運輸省監察総監(Inspector General)でパイロットのメアリー・スキアヴォ(Mary Schiavo)氏は、NTSBがこの機の整備履歴を詳しく調査することになると述べています。

マイアミ国際空港では事故の影響により多くのフライトが遅延や欠航となりました。FlightAwareによると、日曜夜までに160便以上が欠航し、約325便が遅延しました。マイアミから200マイル(約320km)以上北に位置するオーランド国際空港の当局者は、一部の便が同空港にダイバートされたと述べています。

事故現場の混乱と目撃証言が語る生々しい瞬間

突然の衝撃と混乱の中、現場付近にいた目撃者たちはその瞬間を「まるで映画のワンシーンのようだった」と振り返っています。グレース・メルカド(Grace Mercado)氏とそのパートナーは、車内で突如として異音を聞き取りました。

グレース・メルカド(Grace Mercado)氏はCBS Newsに対し、異音が聞こえ、パートナーが飛行機が墜落したのではないかと驚いた様子で尋ねたことを語りました。

メルカド氏が携帯電話から目を離して外を見ると、そこには滑走路を飛び出して道路を横切ったアマゾンの貨物機が煙に包まれて止まっていました。

Amazon cargo jet crashes at Miami airport

グレース・メルカド(Grace Mercado)氏はCBS Newsに対し、これまで聞いたことがないほど凄まじい音がし、地面が揺れるような衝撃があり、他に例えようがないほどだったと述べています。

さらに、機体は激しい煙を上げており、周囲には現実離れした光景が広がっていたと語っています。

グレース・メルカド(Grace Mercado)氏はCBS Newsに対し、飛行機が煙に包まれており、まるで映画のような正気の沙汰とは思えない光景だったと振り返りました。

メルカド氏は、最初は救急車などの姿は見えなかったが、「1分足らずで到着した」と証言しています。マイアミ・デイド消防救助隊によると、60以上のユニットと約200人の職員が現場に急行し、最初のユニットは数秒以内に到着したとのことです。

国家運輸安全委員会(NTSB)と連邦航空局(FAA)による原因究明の焦点

国家運輸安全委員会(NTSB)はジェニファー・ホーメンディ(Jennifer Homendy)委員長率いるチームをマイアミに派遣しました。航空専門家らは、機体が通常の着走路を大幅に超えて滑走路の奥まで浮いたまま進んでいた可能性を指摘しています。航空安全専門家のスティーブ・アロヨ(Steve Arroyo)氏によると、通常の着陸帯は滑走路の最初の3,000フィート(約914メートル)以内とされており、そこを過ぎていた場合、パイロットは着陸を断念してやり直すべきだったと分析しています。

アマゾンの貨物機がマイアミ国際空港でオーバーランし5人が死亡、連邦調査機関が原因究明へ
Photo: CBS News

元運輸省監察総監でパイロットのメアリー・スキアヴォ(Mary Schiavo)氏は、オンライン上の映像について、アマゾンの機体が機首を上げてメインギアを接地させる「フレア」動作をせずに、長時間滑走路の上に浮遊していたと述べています。

事故当時は雨こそ降っていなかったものの、上空には暗い嵐の雲が立ち込め、強い風が吹いていました。スキアヴォ氏は、追い風が吹いていた場合、機体が滑走路のさらに奥へと押し流される要因になった可能性があると指摘し、「すでに滑走路のかなりの部分を消費してしまっている状態で追い風があれば、間違いなく状況を悪化させる」と述べています。

安全システムの有無と今後の調査の行方

FAAによると、全米の120以上の空港には、滑走路をオーバーランした機体を安全に止めるための「軽量で潰れやすい素材」を用いた停止システムが設置されていますが、マイアミ国際空港にはこの設備が備わっていませんでした。FAAは、このシステムがこれまで少なくとも497人の命を救ったとしています。

Amazon cargo jet runs off Miami airport runway, crashes into multiple vehicles

アマゾンは声明で次のように述べています。

AmazonはCNBCに対し、マイアミ国際空港で発生した本日の事故で5人が亡くなったことに心を痛めており、遺族や愛する人々、そしてこの壊滅的な喪失に直面したすべての方々に深い哀悼の意を表すと述べました。

執筆者について: nipponese

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