クリスティ・ノーム氏が投稿したヘラジカ狩りの画像とInstagramでの警告
9月21日、クリスティ・ノーム氏は仲間と狩猟を行った際の写真を自身のInstagramで公開した。投稿には「不適切なコンテンツ」という警告が表示されている。画像の中で、ノーム氏は血が流れ出ているヘラジカのそばに立ち、同行者とともに笑顔でポーズを取っている。キャプションには「ようやく少し時間ができたので、アーチェリーで仕留めたヘラジカの写真を何枚か投稿します。めちゃくちゃ楽しい狩りでした」と書き込まれている。この投稿には手柄を称えるコメントが寄せられる一方で、多くの批判も集まる事態となった。
サウスダコタ州知事時代の回顧録に書かれた犬の射殺問題
今回の投稿が大きな批判を招いた背景には、ノーム氏の過去の言動がある。ノーム氏はサウスダコタ州知事だった2024年に出版した回顧録の中で、過去に生後14カ月の犬を射殺したことを明かしている。同氏はこの時、射殺したクリケットという犬について、狩猟犬としての価値がなく、別の家で飼われていた家畜の鶏を襲ったために処分したと自らの行動を擁護した。この過去の告白が、今回の動物の死を喜ぶ投稿に対する批判をさらに増幅させる要因となっている。
国土安全保障長官在任中に起きたミネアポリスの銃撃事件
また、ノーム氏が国土安全保障長官に在任していた時期には、ミネソタ州ミネアポリスで重大な事件が発生している。アメリカ市民のルネー・グッド氏とアレックス・プレッティ氏が連邦捜査官に銃撃されて死亡したのだ。在任中のこうした治安をめぐる痛ましい出来事と、今回の狩猟における楽しげな様子の対比が、SNS上でのさらなる反発を呼んでいる。公職にある、あるいはあった人物としての振る舞いに対する疑問の声が絶えない。
「誰も見たくはない」相次ぐ批判的な声と野生動物の扱い
今回の狩猟写真に対しては、ネット上で厳しい反応が相次いでいる。「誰も見たくはない」といった声のほか、「動物がスポーツハンティングのために命を落とすのを見るのは胸が痛む。野生動物を戦利品のように扱うものではない」といった批判のコメントが寄せられている。スポーツハンティングの是非や、動物の命を軽視しているかのような表現に対する嫌悪感が、多くの一般ユーザーから示されている。
「無知で批判する人へ」ノーム氏による反論と自然管理の主張
こうした批判に対し、ノーム氏は「無知で、何も知らないまま批判する人たちへ」と強い言葉で反論している。「もちろん、私はこの美しい動物を家族や多くの人たちとシェアして食べます」とコメントを書き込んだ。さらに、「この雄大で素晴らしい生き物について、私は父から多くを学び、父や兄弟らと山で思い出を作り、今では友人たちともそうしています」「神は私たちに、自然を管理する責任を与えました。それを踏みにじる人は、恥を知るべきです。店に行って収穫されていないものを買おうとしてみてください。棚は空で、家族は飢えることになるでしょう」と主張を展開した。
殺すことの楽しさと自然管理の主張をめぐる矛盾の指摘
ノーム氏のこの説明に対しても、さらなる反発や疑問の声が上がっている。「殺すことを『めちゃくちゃ楽しい』と書いておきながら、『自然の管理』と主張するのはむちゃくちゃだ」といった指摘がなされている。狩猟という行為の娯楽性と、環境や動物を保護・管理するという名目との間に矛盾を感じる人が少なくない。政治家としての経歴や過去の言動と結びついた今回の騒動は、SNSを通じた議論をさらに拡大させている。