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ロシア軍占領下のオレシキーで深刻な飢餓 残された住民が雑草で飢えをしのぐ

ロシア軍の占領下にあるウクライナ南部オレシキーで、最後まで残った約2,000人の住民が深刻な飢餓とインフラ崩壊に直面していることが、2026年9月下旬の報道で明らかになった。ドニプロ川を挟んでヘルソン対岸に位置する同市では、補給路の遮断や地雷原・ドローン攻撃により食料や医療品の配送がほぼ完全に停止している。…

ロシア軍占領下のオレシキーで深刻な飢餓 残された住民が雑草で飢えをしのぐ

ロシア軍の占領下にあるウクライナ南部オレシキーで、最後まで残った約2,000人の住民が深刻な飢餓とインフラ崩壊に直面していることが、2026年9月下旬の報道で明らかになった。ドニプロ川を挟んでヘルソン対岸に位置する同市では、補給路の遮断や地雷原・ドローン攻撃により食料や医療品の配送がほぼ完全に停止している。

オレシキーに残された住民の過酷な食糧事情と自給生活

ウクライナのロシア占領下にあるオレシキーでは、最後まで残った約2,000人の市民と50人の子どもたちが極限状態での生活を強いられている。かつて2万4,000人が暮らしていた都市は、食料補給の完全な途絶により、住民たちが雑草を食べて飢えをしのぐ状況に追い込まれている。

夏の間は、住民たちは主に庭で栽培した作物でどうにか命をつないできた。しかし、ウクライナメディアの報道によると、市内の商店は1月にすべて閉鎖され、5月以降は外部からの食料搬入が完全に止まっている。オレシキーの住民はメディアの報道で、次のように述べた。「食べ物が底をついています。スベリヒユ、シロザ、アマランサスを投げ入れて、雑草でスープを作っているのです。動物たちのことなんて話すこともできません——彼らが一番ひどい目に遭っています。ただ泣くばかりで、どうしていいか分かりません」

ススピルネの報道によると、テティアナ・ハサネンコは次のように述べた。「今でも買えるものは、例えば1000ルーブルします。砂糖や塩が1キログラムで1000ルーブル、シトラモンのパックも同じです。でもお金には実際何の価値もありません。どれだけ持っていても、誰も何も売っていないからです」

ドローンと地雷が遮る救援物資とヘルソン当局による物資投下作戦

こうした中、ヘルソンの軍事当局は危機的な状況を打破するため、大規模な作戦に踏み切った。週末には、大型ドローンを使用してオレシキーおよび周辺地域へ食料、水、医療品の緊急物資投下を実施した。ヘルソンの軍事行政長官であるオレクサンドル・プロクディンは、約4トンの食料が100カ所に直接届けられたとする作戦について次のようにガーディアンに述べた。「民間人はウクライナ軍とは一切何の関係もありません。あなた方がオレシキーで作り出した状況ゆえに、人々は食料を取る以外の選択肢が事実上ないのです。人々が生き延び、飢えを回避するチャンスを奪わないでください」

しかし、こうしたウクライナ側による空輸作戦の効果は限定的であると指摘されている。ウクライナ当局によれば、投下された物資の多くがロシア軍に傍受・押収されており、支援物資を受け取ろうとした住民が拘束される事例も発生している。

国連や国際舞台での議論とロシア側の主張

オレシキーの惨状は国際的な問題としても浮上している。ウクライナの外相アンドリー・シビハは、ニューヨークで開催された国連総会において同市の窮状を強く訴え、ロシアが唯一の障害となっていると非難した。シビハ外相は、ロシアが住民を意図的に飢え死にさせようとしていると主張し、即座の避難を求めている。

ロシア軍占領下のオレシキーで深刻な飢餓 残された住民が雑草で飢えをしのぐ
Photo: Meduza

一方、ロシア側も事態の深刻さ自体は認めている。9月21日、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフはオレシキーの状況が「危機的である」と言及した。しかし、責任の所在についてはウクライナ側にあり、「キエフ政権は食料や医薬品の配送を妨害するためにあらゆる手段を講じている」と主張し、ロシア軍が事態の解決に向けて取り組んでいるとの立場を示している。

ウクライナ側は、ロシアが民間人の避難に向けた停戦を繰り返し拒否していると主張しており、双方が非難の応酬を続けている。都市全体が事実上の「ゴーストタウン」と化す中で、まともな医療ケアも受けられず、愛する人を埋葬することすらままならない住民たちの置かれた環境は、日を追うごとに過酷さを増している。

執筆者について: nipponese

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