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スウェーデン総選挙、極右のスウェーデン民主党が初の政権入りを狙う激戦に

スウェーデンでは9月13日(日)、次期議会を選出する総選挙が行われています。今回の選挙は、4年ぶりに中道左派の野党が政権に復帰するか、あるいは極右のスウェーデン民主党が史上初めて政府入りを果たすかという、極めて緊迫した展開となっています。…

Magdalena Andersson casts her vote

スウェーデンでは9月13日(日)、次期議会を選出する総選挙が行われています。今回の選挙は、4年ぶりに中道左派の野党が政権に復帰するか、あるいは極右のスウェーデン民主党が史上初めて政府入りを果たすかという、極めて緊迫した展開となっています。

右派陣営による極右の政権入り計画

現職のウルフ・クリステルソン首相が率いる右派陣営は、選挙に勝利した場合、中道右派の穏健党、キリスト教民主党、自由党に加え、極右のスウェーデン民主党を含む4党による連立政権を樹立することを約束しています。これは、ドイツの主要政党が極右の「ドイツのための選択肢(AfD)」との協力を拒む「防火壁」を設けている状況とは対照的です。

スウェーデン民主党のジミー・オーケソン党首は、2010年に議席を獲得して以来、初の政権参画を目指しています。オーケソン氏はストックホルムでの集会で、スウェーデンはより安全で、より良く、そしてよりスウェーデンらしくなっていると述べ、自党はすでに勝利したと主張しました。右派陣営が勝利した場合、オーケソン氏は移民大臣に就任することが見込まれています。

対立する政策と政治的争点

クリステルソン首相のキャンペーンは、暴力的な組織犯罪の削減と移民の抑制という現政権の実績に焦点を当てています。一方、中道左派の社会民主党を率いるマグダレナ・アンデション前首相は、現政権の政策が市民の自由を損ない、移民を不当に標的にしていると批判しています。

スウェーデン総選挙、極右のスウェーデン民主党が初の政権入りを狙う激戦に
Photo: econotimes.com

アンデレーション氏は、スウェーデンがより冷酷で、より静かになったが、同時により貧しい社会になったと指摘し、経済成長が潜在能力を大幅に下回り、家計の購買力が低下している現状を訴えています。対して左派陣営は、福祉国家の強化と生活費の上昇への対策を公約に掲げています。

政権樹立を左右する不透明な要因

世論調査では、当初はアンデション氏率いる左派連合がリードしていましたが、選挙日が近づくにつれその差は縮まっており、激戦となっています。右派陣営の成否を分ける鍵の一つとして、自由党が議席獲得に必要な得票率4%のしきい値を突破できるかが注目されています。

スウェーデン総選挙、極右のスウェーデン民主党が初の政権入りを狙う激戦に
Photo: en.tempo.co

一方で、アンデション氏が政権を樹立する道にも不透明さが残っています。社会民主党、緑の党、左翼党、中心党からなる陣営は、福祉や公共支出の拡大では一致していますが、移民政策や億万長者への課税、原子力発電所の新設などを巡って意見が分かれています。特に中心党は、左翼党を含む政府への支持を拒否しています。

選挙の概要と日程

人口約1,060万人のスウェーデンでは、約800万人が投票権を持っており、投票率は通常80%を超えます。今回の選挙でも、すでに半数以上の有権者が期日前投票を済ませています。

Could This Election Bring Sweden’s Far Right Into Government for the First Time? | APT
項目 詳細
投票日 9月13日(日)
投票所閉鎖 午後8時(1900 UTC)
有権者数 約800万人
主要争点 移民政策、組織犯罪対策、福祉、生活費対策

各陣営は政策で対立していますが、ウクライナへの継続的な支援、軍事力の強化、および生活費圧迫に直面する家計への救済策については、主要な政治ブロック間で概ね合意しています。詳細な結果は、投票締め切りから数時間後に発表される見通しです。

今回の選挙結果は、スウェーデン国内のみならず、ドイツでのAfDの躍進など、欧州全体で広がる極右政党への支持拡大というトレンドを裏付けるものになる可能性があります(DW, CBC)。

執筆者について: nipponese

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