ヒューストン・テキサンズとクォーターバックのC.J. Stroudは、シーズン開幕前に契約合意に至らなかった。ESPNによると、両者はシーズン終了後に状況を評価することに同意した。
ヒューストン・テキサンズとC.J. Stroudは、シーズン後まで長期契約に関する交渉を一時停止している。この情報は、協議が継続中であるため匿名を条件に語ったリーグ関係者がThe Athleticに明かしたものである。テキサンズのゼネラルマネージャーであるNick Caserioは今月初めの記者会見で、Stroudと「生産的な話し合い」を持ったものの、シーズン開始前に新契約に合意できなければ、交渉は来オフに持ち越される可能性が高いと述べていた。テキサンズは日曜日にバッファロー・ビルズ戦でシーズン開幕を迎える。
ルーキー契約の条件と2027年までの拘束力
24歳のStroudは、2023年にテキサンズが全体2位指名で獲得した際に締結した、4年3,628万ドルのルーキー契約で2026シーズンをプレーする。また、テキサンズは4月に、2027年分の5年目のオプションである2,590万ドルを行使した。これにより、Stroudは2027年までヒューストンに留まることが保証されている。
チーム側にとって、この契約期間は強力な交渉カードとなる。Nbcsportsの分析によれば、テキサンズは急いで契約を結ぶ必要はなく
、Stroudのパフォーマンスが急上昇した場合にはフランチャイズタグの使用という選択肢も保持している。チームは、コーナーバックのDerek Stingley Jr.やラインバッカーのWill Andersonに対し、3シーズン後に契約を結んでいる。Stroudに対しても、年俸2,000万ドルから6,400万ドルの範囲にある適切な金額であれば、同様の対応をしたであろうとしている。
年俸相場の変動とパフォーマンスへの懸念
Stroudは2023年のルーキーシーズンに、4,108ヤードのパス、23タッチダウン、5インターセプトを記録し、オフェンシブ・ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、プロボウルにも選出された。TruMediaによれば、当時の彼はドロップバックあたりの期待得点(EPA)で6位にランクされ、テキサンズは2019年以来初めてプレーオフに進出した。
しかし、その後の生産性は低下している。Adam Schefter(ESPN)は、Stroudがルーキー時代のフォームを模索していることが、テキサンズが巨額の延長契約を急いでいない理由の一部であると指摘し、現状では彼を「ミッドレンジのQB2」と見なすべきであるとしている。具体的な成績は以下の通りである:
- 昨シーズンの成績: キャリア最低となる3,041ヤード、19タッチダウン、8インターセプトに留まった。
- 負傷の影響: 脳震盪により3試合を欠場した。
- プレーオフでの苦戦: 昨シーズンのプレーオフ2試合で、タッチダウン2本に対しインターセプト5本を記録し、6回サックされた。
テキサンズの戦略と今後の展望
テキサンズは、ディビジョナルラウンドのパトリオッツ戦で惨憺たる結果となった際も、ハーフタイムで彼をベンチに下げなかったことから、Stroudへのコミットメントを維持している。チームは彼が、多額の資金を支払わざるを得ないレベルの選手になることを望んでいる。今シーズンは、テキサンズがディビジョナルラウンドの壁を乗り越えようとする中で、Stroudにとっても重要な意味を持つ。

テキサンズが今すぐに契約を結ばない背景には、2024年にマイアミ・ドルフィンズがトゥア・タゴヴァイロアと結んだ「市場価格がすべて」という結果的に悲劇的な契約のような状況を避けたいという意図がある。Stroudがルーキー時代のようなシーズンを再び送れば、次回の契約交渉が加速する可能性があるが、現時点ではStroud自身が相応の価値があることを証明する必要がある。