サンタモニカ市のビーチで9月26日と27日の2日間にわたり開催予定だった初の音楽フェスティバル「Ocean Way」が、ハリケーン・マリーによる影響で中止となりました。プロモーターのGoldenvoiceは9月11日金曜日、チケット販売プラットフォームのAXSを通じてこの決定を通知しました。
ハリケーン・マリーの影響でサンタモニカ市が「Ocean Way」音楽フェスを中止
ビーチの浸食と安全上の懸念
主催者は声明の中で、「ハリケーン・マリーの影響により、サンタモニカ市は初のOcean Wayフェスティバルを中止した」と説明しています。嵐による高波と流出水が深刻なビーチ浸食を引き起こし、計画通りに安全に開催することが不可能になったためです。

サンタモニカ市が明らかにした具体的な詳細によると、ピア(桟橋)南側の砂が流失したため、安全な海岸線後退線を内陸に96フィート移動させる必要がありました。また、ピコ・ケンター雨水排水口からの流出水に対応するため、南端の境界を北に500フィート移動させる必要が生じました。市がサイトを評価し、長期予報を確認した結果、フェスティバルのインフラと参加者を安全に収容できる利用可能なビーチ面積が不足していると判断されました。

今回のハリケーン・マリーは、東太平洋の海水温上昇による「スーパー・エルニーニョ」気象パターンによって引き起こされました。この嵐はマリブからロングビーチ、ダナポイントに至る沿岸地域に深刻な被害を与え、マリブではシンクホールが発生し、ロングビーチでは高波により住民の避難が行われました。サンタモニカ市議会のダン・ホール議員は、Sandboxイベントスペース付近の急速な浸食に深い懸念を示し、市は現在、ピコ雨水排水管と海岸線の修理を急いでいます。
豪華ラインナップと地域への期待
7月に発表されたラインナップには、The Killers、Olivia Dean、Jack White、Khruangbinなどのヘッドライナーをはじめ、Sublime、Khruangbin、Durand Jones and the Indications、Alvvays、SG Lewis、54 Ultra、Hiatus Kaiyote、BLOND:ISH、Poolside、そしてHot ChipのDJセットが含まれていました。

Goldenvoiceは、このフェスティバルを車を利用しない「カーフリー」イベントとして計画し、公共交通機関の利用を推奨していました。これは、パンデミック以降に苦戦しているサンタモニカの小売業やナイトライフシーンを活性化させ、公共交通指向のコンサート開催の先例を作る狙いがありました。サンタモニカ市のキャロライン・トロシス市長は、ビーチという最大の資産を活かして人々を街に呼び戻し、市を披露するための大規模な音楽フェスティバルの復活を待ち望んでいたと述べていました。
チケット払い戻しと今後の計画
チケット価格は、1日券4枚セットの189ドルから、プレミアム・ウィークエンドパスの2,250ドルまで幅広く設定されていました。プロモーターによると、払い戻しは5〜7営業日以内に行われる予定です。
主催者は、2027年にサンタモニカへフェスティバルを再開させる計画がすでに進行中であることを明らかにしています。
相次ぐビーチイベントの中止
ロサンゼルス地域のビーチサイドでの大規模コンサート中止は、今年に入って2例目となります。8月7日には、ドックウィーラー・ビーチで予定されていた初の「LA Jazz Festival」が、公共安全および市当局の許可に関する予期せぬコストを理由に、開幕日に中止されました。
また、気候変動による天候悪化は他のフェスティバルにも影響を与えています。テネシー州のBonnarooは、激しい嵐によるセットの中止や避難が発生したことを受け、会場修復のため2027年の開催を見送ることを発表しました。同様に、Coachellaと同じ会場で開催されるカントリー音楽フェス「Stagecoach」も、今年、強風により一時的に閉鎖されました。