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サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子がフーシ派への攻撃を要請、トランプ米大統領は拒絶

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は2026年9月10日の木曜日にドナルド・トランプ米大統領と2度にわたって電話会談を行い、イラン系武装組織フーシ派に対する直接的な軍事攻撃を遂行するよう強く求めた。しかし、トランプ大統領はこの要請を拒絶した。…

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は2026年9月10日の木曜日にドナルド・トランプ米大統領と2度にわたって電話会談を行い、イラン系武装組織フーシ派に対する直接的な軍事攻撃を遂行するよう強く求めた。しかし、トランプ大統領はこの要請を拒絶した

サウジアラビア皇太子による度重なる要請と米国の拒否

米国の政府高官2人が明らかにしたところによると、米政府は現時点でフーシ派に対する直接的な軍事行動を起こす意向を持たない。サウジ皇太子がイラン系反体制派グループへの攻撃を要請したこの動きに対し、米国側は慎重な姿勢を崩していない。

米軍の戦略的焦点とホルムズ海峡の防衛体制

米国防総省および民間当局者はここ数週間、サウジアラビア側の対応担当者に対し、トランプ大統領の明確な指示として、米軍の任務はイランへの対処とホルムズ海峡の安全確保に集中させることにあると伝えてきた。新たな軍事戦線を開くことは避けるべきだという判断が背景にある。

中東地域における緊張が急速に高まる中、米国はサウジアラビアへの支援を強化する一方で、直接的な軍事介入は回避する構えを見せている。こうした情勢に対応するため、米中央軍司令官を務めるブラッド・クーパー海軍大将は9月10日にサウジアラビアへと急遽赴き、緊密な調整のための協議を行った。

広がる紅海の緊張と海上交通への影響

イエメン周辺をめぐる対立の先鋭化は7月初旬にまでさかのぼる。サウジ軍の戦闘機が、サナア国際空港に着陸しようとしていたイランの民間航空機を妨害しようとした際、フーシ派がこれに直面したことが一連の緊迫化の発端となった。

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子がフーシ派への攻撃を要請、トランプ米大統領は拒絶
Photo: Haaretz

サウジアラビアは紅海における船舶の安全を守るため、有志連合の構築を模索してきた。しかし、海域の混乱は沈静化しておらず、オマーンのハサブ西方4海里の海域では、4発の未知の飛来物が2隻の船舶に直撃し、1隻で火災が発生する事態となっている。英国海事貿易運航部によれば、もう1隻の安否や状況については確認が取れていない。

海上交通への打撃も深刻で、直近の船舶追跡データではホルムズ海峡を通過した船舶はわずか7隻にとどまり、前日の11隻からさらに減少。直近10日間の平均値である15隻を大幅に下回る水準で推移している。

イランを巡る米国の政治的立場と今後の外交交渉

一方、トランプ大統領はイランとの開戦に踏み切ったことについて、11月に控えた米中間選挙への影響を懸念しつつも、自身の決断に後悔はないとの考えを示した。

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子がフーシ派への攻撃を要請、トランプ米大統領は拒絶
Photo: The Hindu

I don’t believe in the word ‘regret’. ドナルド・トランプ米国大統領、Fox News

オマーンとイランの主導により、ホルムズ海峡を通航する船舶の管理を目的とした一時的な枠組みについて合意を取り付けるため、湾岸諸国の外相らとイランの外相が会談を予定するなど、外交的な収拾に向けた動きも進められている。

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執筆者について: nipponese

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