Republican Midterm Convention in Dallas, Texas
支持率の低迷と政権への逆風に直面する中、ドナルド・トランプ大統領はテキサス州ダラスで開催された共和党初の中間選挙大会の最終日、11月の投票に向けて自らを「投票用紙に記載されている」と仮定して投票するよう支持者らに訴えました。
支持率が歴史的な低水準へと落ち込み、物価高やイランとの戦争をめぐる逆風を受けるトランプ大統領は、11月の中間選挙に向けた異例の党大会を締めくくった。共和党初の中間選挙大会となったこの2日間のイベントは、テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターで幕を閉じた。会場には約2万の支持者が集まり、トランプ氏は「あなたがたが私にした中で最大の恩を返すために、私を投票用紙に載せていると仮定して投票してください」と呼びかけた。
Trump’s 5,000 Dollar Dividend Pledge
ダラスでの異例の党大会と「5,000ドル」の配当公約
トランプ大統領は演説の中で、下院および上院の両院で共和党が多数派を維持した場合、すべての米国民に5,000ドルの「トランプ・ディビンド(配当)」を支給すると改めて約束した。この公約について、ガーディアン紙の報道によれば、民主党側は買収行為であると批判し、経済学者らは1兆ドル以上の費用がかかると警告している。
さらにトランプ大統領は、支持者らに向けて強い言葉で投票への参加を呼びかけた。「You gotta do me the biggest favour you’ve ever done me. You’ve gotta do this for me. You’ve gotta pretend I’m on the ticket. I’m on the ticket! I’m on the ticket! He’s on the ticket! Pretend I’m on the ticket because this is going to turn out to be one of the most important elections.」(ドナルド・トランプ、アメリカ合衆国大統領)
Democratic Protests at the Convention
民主党の抗議活動と選挙戦への影響
共和党の動きに対し、民主党全国委員会は全国大会を開かず、会場周辺では小規模な抗議活動が行われた。アルジャジーラの報道によると、アメリカン・エアラインズ・センターの近くでは、インディビジブル運動に参加するテキサス州フリスコ在住の退職者ジョン・パティソン氏(66)らが抗議の声を上げた。パティソン氏は「今回の大会はトランプ大統領の意図とは裏腹に逆効果をもたらすだろう」と述べ、テキサス州での政権交代に意欲を見せた。
また、ダラスのプロジェクトマネージャーであるキャスリン・スアレス氏(51)は、テキサス州上院選に立候補しているジェームズ・タラリコ氏らの存在に言及し、共和党側が脅威を感じているとの見方を示した。一方で、テキサス州を拠点とする民主党の戦略家ラニア・バトリス氏は、党の指導部が選挙戦の最終局面において明確なメッセージを示せていないと警告している。
J.D. Vance’s Address at the Convention
副大統領J・D・ヴァンスの基調演説と次期政権の視野

ヴァンス氏は、トランプ政権の主要な後継者候補として広く見なされている。アルジャジーラの取材に応じた有権者らの間では、2028年の次期大統領選に向けてヴァンス氏を推す声がある一方で、保守派ポッドキャスターのタッカー・カールソン氏を推す意見も聞かれた。ヴァンス氏は、トランプ政権の主要な批判者として知られる。彼は「私は誰もがすべての政策に同意するよう求めているわけではない。しかし、極端な勢力と対比し、過去18か月で成し遂げたことを認識してほしい」と語った。
大会の終盤には、オペラ歌手のクリストファー・マッキオ氏による「アメリカ・ザ・ビューティフル」の独唱とともに、赤、白、青、そして黄金色の風船が会場の天井から降り注ぎ、党大会は幕を閉じた。このイベントは、通常の党大会とは異なり、正式な議題はなく、2日間で50人以上のスピーカーが登場した。