2026年9月6日(日)夜、シカゴのリグレー・フィールドで開催された「Big Ten/SEC Volleyball Challenge Week」のメインイベントであるネブラスカ大学対ミズーリ大学の女子バレーボール試合が、屋外コート上の結露による危険な状態で中断されました。試合は後日、別の会場で再開される予定です。
高湿度によるコートの結露と中断の経緯
この日は2試合が予定されており、第1試合のケンタッキー大学対ペンステート大学戦は、ケンタッキーがセットカウント3-1で勝利し、問題なく終了しました。しかし、続く第2試合のネブラスカ対ミズーリ戦では、夜の訪れとともに屋外コートが危険な状態となりました。
結露除去への試みと限界
試合を続行させるため、現場ではさまざまな対策が講じられました。シカゴ・カブスのスタッフがバッテリー駆動のブロワー(送風機)を導入したほか、両チームの選手やスタッフがタオルを手に取り、コートを拭き上げる作業に加わりました。また、コートのトラクション(摩擦力)を改善させるため、コート中央のロゴが剥がされる措置も取られました。
しかし、強力な送風機をもってしても十分な乾燥は得られず、水分が溜まり続ける状況に変わりはありませんでした。最終的にリグレー・フィールドでの再スケジュールは不可能であると判断され、Big Tenは声明で「あらゆる関係者と協力し最善を尽くしたが、リグレー・フィールドでの再調整は不可能である」と発表しました。
4万人超の観客と選手たちの対応
この試合には43,067人の観客が集まりました。これはリグレー・フィールドおよび大学バレーボール史上、2番目に多い観客数となります(1位は2023年にネブラスカ州のメモリアル・スタジアムで開催された試合の92,003人)。観客の多くはネブラスカ大学のファンであり、試合中断という結果に落胆する声もありました。

待機時間中、選手たちは観客を飽きさせないよう、コート上でダンスバトルを繰り広げたり、マイクを使ってケリー・クラークソンの「Since You Been Gone」をアカペラで歌ったりして場を盛り上げました。中断が正式に発表された後、ネブラスカ大学の4年生であるバーゲン・ライリー、アンディ・ジャクソン、レイニー・チョボイ、ハーパー・マレーらは観客に向けて謝罪と感謝の言葉を述べました。
屋外開催の課題と今後の展望
今回のイベントは、カブスのコリン・フォークナー最高商業責任者が「大胆で風変わりなアイデア」を追求する組織文化の一環として推進したものでした。しかし、結果として屋外環境の厳しさが浮き彫りとなりました。

ネブラスカ大学のダニ・バスブーム・ケリー監督は、「(イベントの努力には)拍手を送るが、このスポーツが屋内で行われるのには理由がある」と述べ、今後は屋外でのバレーボールイベントを支持しない考えを示しました。
試合状況と観客数まとめ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 中断時のスコア | ネブラスカ 11-7 ミズーリ(第1セット) |
| 観客数 | 43,067人 |
| 気象条件 | 気温72度、湿度80%超 |
| 第1試合結果 | ケンタッキー 3-1 ペンステート |