かつてインディアナ大学のフットボール選手として活躍したサンプソン・ジェームズ氏は、ホームレス生活を送っていたテキサス州オースティンで、偶然にも同大学の卒業生であるジャスパー・スタインメッツ氏と出会いました。この予期せぬ再会をきっかけに、ジェームズ氏の生活再建に向けた支援活動が始まりました。
オースティンの遊歩道での予期せぬ出会い
テキサス州オースティンの遊歩道を歩いていたジャスパー・スタインメッツ氏は、ある一人の男性が持っていた赤いバックパックに目を留めました。それはインディアナ大学のロゴが入った、スタインメッツ氏自身にとっても馴染み深いものでした。
「インディアナ大学のアスレチックバッグを見かけて、自分もインディアナを卒業したばかりだったので、共通点を感じました。それで、話しかけてみようと思ったんです」 ジャスパー・スタインメッツ氏(CBS Newsによる報道)
スタインメッツ氏は、その男性がサンプソン・ジェームズ氏であることを知りました。ジェームズ氏は当時、8ヶ月間にわたりホームレス状態にありました。スタインメッツ氏が後にインターネットで検索したところ、ジェームズ氏がかつてインディアナ州エイボンの高校から進学した、有望な4つ星のフットボール選手であったことが判明しました。
栄光と挫折、そして再起の過程
ジェームズ氏は2019年にインディアナ大学フットボールチームへランニングバックとして加入しました。その後、2021年にはパデュー大学へ転校し、2023年には再びインディアナ大学へウォークオン(奨学金なしの選手)として戻りました。スタインメッツ氏は当時のジェームズ氏について彼は素晴らしいアスリートで、本当に際立ったスター選手でしたと振り返っています。
しかし、そのフットボール人生は膝の深刻な怪我と双極性障害の診断により暗転しました。2023年に大学を中退したジェームズ氏は、所有物のほとんどを失いました。唯一手元に残っていたのが、あの赤い学校のバックパックでした。
再会した際、ジェームズ氏はスタインメッツ氏との共通点に驚きと感謝を示しました。
17,000ドルの募金と新たな生活の基盤
スタインメッツ氏はジェームズ氏を助けるため、6月にオンラインでの募金活動を開始しました。この取り組みにより、17,000ドルが集まりました。この資金は、ジェームズ氏が新たな生活を始めるための住居確保に充てられました。
家賃を前払いし、アパートで必要なものすべてを揃えましたとスタインメッツ氏は語ります。現在、二人が出会った同じ遊歩道を歩くジェームズ氏の未来は、以前よりも明るいものとなっています。
スタインメッツ氏は、ジェームズ氏に対して周囲の期待を伝えています。これだけ多くの人が寄付をしてくれて、アパートまで用意された。みんな、あなたが成功する姿を見たいと思っているんだよ。これに対し、ジェームズ氏はああ、そうですね。期待を裏切らないように頑張りますと応じました。
この一連の出来事は、共通の背景を持つ二人が出会うことで生まれる、新たな可能性を証明するものとなりました。
The unexpected support from Steinmetz has given James a renewed sense of purpose, allowing him to gradually rebuild his life and start looking forward to a brighter future with renewed hope.