元NBA選手のエネス・カンター・フリーダム氏が、日曜日夜にウィントラスト・アリーナで行われたシカゴ・スカイ対インディアナ・フィーバーの試合中、コートサイドでの口論の末に退場処分を受けた。この試合はインディアナ・フィーバーが113対90で勝利を収めた。
エネス・カンター・フリーダム氏の退場処分
事件が発生したのは第3クォーターの終盤のことである。当時、ベースライン席に座っていたフリーダム氏は、女性アスリートの保護を訴えるフィーバーのガード、ソフィー・カニンガム選手を支持する姿勢を示していた。フリーダム氏がFox News Digitalのジャクソン・トンプソン氏に語ったところによると、騒動のきっかけはカニンガム選手によるスリーポイントシュートだった。「カニンガムが3ポイントを決め、私が立ち上がって手を挙げて祝福した」とフリーダム氏は説明した。その数ポゼッション後、スカイのガードであるナターシャ・クラウド選手が戻ってきて、「彼女はあなたと寝るつもりはない」と叫んだという。
フリーダム氏は「私は彼女と寝ようとしているわけではない。私はただ女性を守り、彼女をサポートするためにここにいるのだ」と応じたと主張した。また、フリーダム氏はクラウド選手が子供やティーンエイジャーがいる前で激しい言葉や卑語を使用し、事態をエスカレートさせたと述べている。クラウド選手はチームメイト数人に制止される場面もあり、フリーダム氏がコートに向かって歩み寄り始めたところで警備員や警察官と議論を交わし、最終的にアリーナから退場させられた。試合後、クラウド選手はThreadsを通じてトランスジェンダーコミュニティへの支持を表明し、「あなたは私のコミュニティと部族の一員。あなたは愛されており、見守られている」と投稿した。スカイのタイラー・マーシュ監督は、「私たちはタッシュ(クラウド選手)を支持する」と述べ、彼女の姿勢を擁護した。
マット・ライアン選手による支持
この出来事に対し、元ロサンゼルス・レイカーズのマット・ライアン選手がSNSを通じてフリーダム氏を強く支持した。ライアン選手はフリーダム氏のInstagramへの投稿に対し、「女性スポーツを守ろうとして悪者扱いされるとは、今はまさに狂った時代だ」とコメントし、WNBAが女性の定義を明確にできないことを批判した。また、ライアン選手はX(旧Twitter)でも、「女性として生まれていない者が女子スポーツに参加すべきではない」と自身の見解を強調した。

WNBAの労使協定とリーグの対応
試合中、フィーバーのスーパースターであるケイトリン・クラーク選手は、この騒動を目撃しておらず、詳細はシカゴ側に確認するよう促した。また、フィーバーのステファニー・ホワイト監督はこの一件を「ソーシャルメディア上の出来事」とし、スカイのフォワードであるアズーラ・スティーブンス選手は「日常的なファンの騒動」と表現した。
WNBAの労使協定(CBA)では「女性のみがWNBAでプレーする資格を有する」と定められており、リーグ側は現在、リーグ内にトランスジェンダーの選手は存在しないと説明している。WNBAは、今回の騒動を「宣伝行為」と見なし、悪意を持って議論を利用しようとする者たちに対しては「酸素を与えない(相手にしない)」という方針を示している。