サイモン・ヴィーゼンタール・センターのジム・バークCEOは、俳優のマーク・ラファロがパラマウント社の買収計画に関連して行った発言について、「反ユダヤ主義の常套句」が含まれているとして非難する声明を発表したと、Deadlineが報じた。問題の発端となったのは、ラファロがパラマウント社およびラリー・エリソン、デヴィッド・エリソン親子を批判したことである。
サイモン・ヴィーゼンタール・センターCEOがマーク・ラファロの発言を非難
ラファロは、オラクル社のテクノロジーがイスラエル軍に提供されていることを指摘し、その企業利益がワーナー・ブラザース買収資金に使われていると主張した。その上で、「ジェノサイド」や「アパルトヘイト」といった言葉を用いて批判を展開した。これに対し、パラマウント社の広報担当者は「コーポレート・トランザクションに対して『ジェノサイド』や『アパルトヘイト』といった言葉を適用することは、単に間違っているだけでなく、一線を超えている」と反論している。
ジム・バークCEOによる「強迫観念と悪魔化」の指摘
サイモン・ヴィーゼンタール・センターのジム・バークCEOは、ラファロの主張について真っ向から反発した。バークは声明の中で、「言葉は重要であり、正当な議論が反ユダヤ主義の常套句へと変質した際に一線を画す意志も重要である」と述べ、パラマウント社が明確な姿勢を示したことを称賛した。

さらにバークは、イスラエルと全く関係のない問題にイスラエルを持ち出すことは「強迫観念と悪魔化の典型例」であると指摘し、パラマウント社がそれを指摘したことは正しかったと強調した。
マーク・ラファロによる反論と買収への懸念
こうした非難に対し、マーク・ラファロは土曜日に自身の見解を表明し、自身に向けられた反ユダヤ主義との告発について「言語道断であり、根本的に不誠実である」と真っ向から否定したと、Fox Newsおよびyahoo.comが伝えている。ラファロは、イスラエル首相の行動や軍事技術の契約、それを供給する経営陣を批判することは、Jewishの人々を批判することとは異なると主張した。

またラファロは、1110億ドル規模とされるパラマウント・スカイダンスによるワーナー・ブラザース買収計画に対し、編集上の独立性や数千家族の雇用の喪失、データや監視技術に基づくオラクルのビジネスモデルに対する懸念を表明した。この巨額買収を巡っては、12州の司法長官による連合体が訴訟を起こしており、裁判所の判断または2027年6月1日まで取引を完了しないことで合意している状況にある。