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リンジー・クランシー被告の子供殺害事件、弁護側が立証を終え刑事責任能力を否定

マサチューセッツ州のリンジー・クランシー被告による3人の子供殺害事件の公判で、2026年8月21日、弁護側が立証を終えた。弁護団は被告が産後精神病の影響下にあったとして刑事責任能力を否定する主張を展開。検察側は反論証人の尋問を開始し、来週にも結審の見通しとなった。 弁護側の主張と専門家証言 リンジー・クランシー被告(36)は、2023年1月24日にマサチューセッツ州ダックスベリーの自宅で、5歳のコーラちゃん、3歳のドーソンちゃん、生後8か月のカランちゃんを絞殺した罪に問われている。弁護側は、被告が産後精神病を患っており、犯行当時は自身の行動を制御できない状態にあったとして、刑事責任能力がないと主張している。ケビン・レディントン弁護士は、事件に至るまでの被告の精神状態や治療の試みについて、家族や医療関係者を含む10人の証言を提出した。 リンジー・クランシー裁判、精神科医Jennifer Tuftsへの反対尋問が行われる 弁護側の最後の証人として出廷した法医学精神科医のフィリップ・レスニック博士は、被告が犯行当日に明らかに精神病状態にあったと証言した。同博士は、2001年に自身の5人の子供を溺死させたアンドレア・イェーツ事件でも弁護側の証人として関与した経歴を持つ。レスニック博士は、被告が子供を殺害した際にまるで操り人形のように、誰か他の人が糸を引いているような感覚だったと説明し、犯行は悪意ではなく、子供たちを苦しみから救うための利他的な動機に基づいていた可能性を示唆した。 リンジー・クランシー被告の裁判で検察側精神科医が証言、子供殺害時に「神のもとへ行け」と発言か 検察側の反論と精神鑑定の対立 検察側は、クランシー被告が犯行を計画的に実行したと主張しており、弁護側の精神疾患説に対して複数の反論証人を呼び寄せている。最初の反論証人として出廷した法医学精神科医のアブラム・マック博士は、今年4月に被告と面談した際の内容に基づき、被告には自身の行為の違法性を認識し、法律に従って行動する能力が保持されていたとの見解を示した。 Photo: WBUR 法廷では、この鑑定結果をめぐり激しい応酬が繰り広げられた。レディントン弁護士は、マック博士が被告の過去の病歴を本人からの聞き取りと記録の確認のみで調査したことや、同博士の専門分野が児童・青年精神医学に偏っている可能性を指摘し、その評価手法を厳しく批判した。 リンジー・クランシー被告の殺人公判で弁護側が産後精神病を主張し責任能力を争う 今後の審理と社会的影響 裁判は現在、最終段階を迎えている。ウィリアム・サリバン判事のもと、来週初めにも結審し、陪審員による評決に向けた最終弁論が行われる予定である。被告は第一級殺人で有罪となれば仮釈放なしの終身刑となるが、刑事責任能力なしと判断されれば、州立の精神医療施設に収容されることになる。 Photo: Cbsnews 検察と弁護側の証言が真っ向から対立する中、陪審員が被告の精神状態をどのように解釈するかが、本裁判の最大の争点となっている。 Lindsay Clancy's defense rests their case in her murder trial

リンジー・クランシー被告の子供殺害事件、弁護側が立証を終え刑事責任能力を否定

マサチューセッツ州のリンジー・クランシー被告による3人の子供殺害事件の公判で、2026年8月21日、弁護側が立証を終えた。弁護団は被告が産後精神病の影響下にあったとして刑事責任能力を否定する主張を展開。検察側は反論証人の尋問を開始し、来週にも結審の見通しとなった。

弁護側の主張と専門家証言

リンジー・クランシー被告(36)は、2023年1月24日にマサチューセッツ州ダックスベリーの自宅で、5歳のコーラちゃん、3歳のドーソンちゃん、生後8か月のカランちゃんを絞殺した罪に問われている。弁護側は、被告が産後精神病を患っており、犯行当時は自身の行動を制御できない状態にあったとして、刑事責任能力がないと主張している。ケビン・レディントン弁護士は、事件に至るまでの被告の精神状態や治療の試みについて、家族や医療関係者を含む10人の証言を提出した。

弁護側の最後の証人として出廷した法医学精神科医のフィリップ・レスニック博士は、被告が犯行当日に明らかに精神病状態にあったと証言した。同博士は、2001年に自身の5人の子供を溺死させたアンドレア・イェーツ事件でも弁護側の証人として関与した経歴を持つ。レスニック博士は、被告が子供を殺害した際にまるで操り人形のように、誰か他の人が糸を引いているような感覚だったと説明し、犯行は悪意ではなく、子供たちを苦しみから救うための利他的な動機に基づいていた可能性を示唆した。

検察側の反論と精神鑑定の対立

検察側は、クランシー被告が犯行を計画的に実行したと主張しており、弁護側の精神疾患説に対して複数の反論証人を呼び寄せている。最初の反論証人として出廷した法医学精神科医のアブラム・マック博士は、今年4月に被告と面談した際の内容に基づき、被告には自身の行為の違法性を認識し、法律に従って行動する能力が保持されていたとの見解を示した。

Lindsay Clancy's attorney Kevin Reddington speaks to Judge William Sullivan during proceedings in her murder trial on Aug
Photo: WBUR

法廷では、この鑑定結果をめぐり激しい応酬が繰り広げられた。レディントン弁護士は、マック博士が被告の過去の病歴を本人からの聞き取りと記録の確認のみで調査したことや、同博士の専門分野が児童・青年精神医学に偏っている可能性を指摘し、その評価手法を厳しく批判した。

今後の審理と社会的影響

裁判は現在、最終段階を迎えている。ウィリアム・サリバン判事のもと、来週初めにも結審し、陪審員による評決に向けた最終弁論が行われる予定である。被告は第一級殺人で有罪となれば仮釈放なしの終身刑となるが、刑事責任能力なしと判断されれば、州立の精神医療施設に収容されることになる。

リンジー・クランシー被告の子供殺害事件、弁護側が立証を終え刑事責任能力を否定
Photo: Cbsnews

検察と弁護側の証言が真っ向から対立する中、陪審員が被告の精神状態をどのように解釈するかが、本裁判の最大の争点となっている。

Lindsay Clancy's defense rests their case in her murder trial
執筆者について: nipponese

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