2026年8月12日、北米、ヨーロッパ、北アフリカの広い地域で部分日食が観測される。アメリカ国内では26の州とワシントンD.C.
2026年8月12日の部分日食:アメリカ26州での観測スケジュールと地域別の遮蔽率
2026年8月12日、月の影が地球上を通過し、一部の地域では金環・皆既日食となるが、アメリカ合衆国においては大部分の地域で部分日食として観測される。NASAなどの発表によると、アラスカ州からニューイングランド地方、およびノースカロライナ州などに至るアメリカ国内の26州とワシントンD.C.
主要都市における観測時刻と見え方の違い
| 都市名・地域 | 最大食の時刻(現地時間) | 太陽の遮蔽率 |
|---|---|---|
| アラスカ州フェアバンクス | 午前8:27 (AKDT) | 約37% |
| アラスカ州アンカレッジ | 午前8:21 (AKDT) | 約28% |
| メイン州オーガスタ | 午後1:53 (EDT) | 約21% |
| ニューハンプシャー州コンコード | 午後1:52 (EDT) | 約17% |
| マサチューセッツ州ボストン | 午後1:53 (EDT) | 約16% |
| ニューヨーク州ニューヨーク市 | 午後1:54 (EDT) | 約10% |
| ニュージャージー州レントン | 午後1:53 (EDT) | 約8% |
| ペンシルベニア州ハリスバーグ | 午後1:50 (EDT) | 約6% |
ニューハンプシャー州の地域紙であるコンコード・モニターの報道では、コンコード周辺において午後1時に日食が始まり、午後1時52分に最大遮蔽(約5分の1が隠れる)を迎え、午後2時44分に終了すると伝えられている。この現象について、日光が著しく薄暗くなるほどではないものの、適切な安全装備を用いて観察すれば、太陽の縁から半円形の欠け部分が消えて再び現れる様子が確認できるとしている。

皆既日食の経路と世界各地での観測状況
NASAが呼びかける安全な観測方法とアイプロテクションの重要性
専門家や機関が推奨する安全対策の要点は以下の通りである。
- 国際標準規格であるISO 12312-2に適合し、通常のサングラスよりも数千倍暗い専用のソーラー・エクリプス・グラスを着用する。
- 2024年の日食時に使用したアイウェアがある場合、使用前に必ず破損や傷がないか点検し、傷ついたものは廃棄する。
- カメラのレンズ、望遠鏡、双眼鏡などの光学機器を使用する場合、通常の eclipse glasses とは異なる専用の太陽用フィルターを取り付ける必要があるため、使用前に天文学者などの専門家に相談する。フィルターなしで光学機器を使用すると、集光された太陽光によってフィルターが焼き切れて重度の眼損傷を引き起こす。
- 直接見ることができない場合は、段ボール箱やアルミホイル、白い紙を使って自作するピンホールプロジェクターなどの間接的な投影法を利用する。