2026年8月8日夜、ニューヨーク港のリバティ島付近で定員を超過したモーターボートが転覆し、27歳の女性と5ヶ月の乳児が死亡した。警察は操縦者のマヌエル・エルナンデス容疑者(46)を13件の無謀な危険行為の疑いで逮捕し、違法なチャーター運航の可能性について捜査を進めている。
リバティ島沖での転覆事故と救助活動
事故が発生したのは2026年8月8日午後10時20分頃のことである。ニューヨーク港のリバティ島付近で、定員を大幅に上回る14人を乗せていた22フィート(約6.7メートル)のボートが転覆した。現場は自由の女神像に近い海域で、当時、夜間の暗闇の中で緊急救助活動が展開された。
現場に居合わせた目撃者のマデリーン・モンテロ氏は、当時の緊迫した状況を次のように語った。
「救急車や消防車がたくさん来ていて、ボートが浮かんでいるのが見えました。人々は、母親と子供が水の中から救出される必要があると言っていました」 マデリーン・モンテロ、目撃者
救助活動には、ニューヨーク市消防局(FDNY)、ニューヨーク市警察(NYPD)のハーバー・ユニット、潜水部隊、航空部隊が参加した。また、観光船「Sea the City II」の乗組員が生存者11人を救助し、沿岸警備隊や警察と連携してブルックリンへ搬送した。同社の運営者アダム・シュワルツ氏は、救助活動について私たちの船長と乗組員は直ちに応援し、沿岸警備隊に通報したと述べている。
犠牲者の身元と操縦者の刑事責任
違法チャーター運航の疑いと安全基準
沿岸警備隊は、今回の事故について、当該ボートが資格や適切な検査証明書を持たない「違法チャーター」として運航されていた可能性を視野に捜査を行っている。沿岸警備隊ニューヨーク管区のドリーン・マッカーシー隊長は、犠牲者への哀悼の意を表した上で、次のように強調した。

「私たちは昨夜の悲劇的な命の喪失を深く悲しんでおり、犠牲者の家族や愛する人々に思いを寄せています。私たちは、水路を利用するすべての人の安全を確保するため、違法な運航業者を法の最大限の範囲で厳しく追及することに尽力しています」 ドリーン・マッカーシー、米国沿岸警備隊ニューヨーク管区隊長
今回転覆したボートは、一般的に10人程度の乗船を想定したボートであったが、事故当時は14人が乗っていた。専門的な視点からは、ニューヨーク港の複雑な水域において、この規模のボートで14人を乗せることは過積載であり、安全上のリスクが極めて高いと指摘されている。当局は、なぜこのボートが定員を超えて運航されていたのか、また転覆の直接的な原因は何であったのかについて、引き続き詳細な調査を続けている。
The case highlights the agency's efforts to crack down on unlicensed charter operators and prevent similar accidents from occurring in the city's complex waterways.