シカゴ・ホワイトソックスは、Rate Fieldで行われたニューヨーク・ヤンキースとの試合で、12回表にEdgar QueroがサヨナラRBIシングルを放ち、6-5で劇的な勝利を収めた。この勝利により、ホワイトソックスは今シーズン8回目のサヨナラ勝ちを記録した。試合後、Will Venable監督は「ここで(サヨナラ勝ちを)掴み取る機会を得て、彼らが戦い続けたことは素晴らしかった」と語った。
序盤の劣勢と先発投手たちの攻防
試合は序盤、ヤンキースが主導権を握った。ホワイトソックスの先発Davis Martinは、1回に4失点を喫し、Spencer Jonesに3ランホームランを浴びた。しかし、Martinはその後5イニングにわたって2安打無失点に抑え、計6イニングを投げ切り、5つの三振を奪う粘り強い投球を見せた。Venable監督はMartinに最大106球を投げさせた。
対するヤンキースの先発Cam Schlittlerは、100mphに達する速球を武器に圧倒的な投球を披露した。Schlittlerは最初の11打者を退け、計6回1/3を投げ、2安打1失点、8奪三振の好投で、アメリカンリーグ最優秀のERAを2.04に下げた。しかし7回、Andrew Benintendiに先制のRBI二塁打を許し、マウンドを降りた。
8回の猛追と延長戦の混乱
4-1とリードしていたヤンキースは、8回に痛打を浴びて同点に追いつかれた。Paul Blackburnが投じた連続する2球を、Sam Antonacciが2ランホームラン、次いでMunetaka Murakamiがソロホームランに仕立て、試合は4-4の同点となった。Murakamiはこの日1安打4打数ながら3得点を記録している。

試合は延長戦へと突入し、混沌とした展開となった。11回表、ヤンキースはAnthony Volpeの犠牲フライで5-4と勝ち越した。しかしその裏、ヤンキースは勝利まであと1アウトに迫っていたが、捕手のAli Sanchezが三塁走者のMurakamiを牽制しようとして送球を乱し、Ryan McMahonを通り越して同点となる致命的な失策を犯した。Sanchezはこのプレーについて「(走者が)ベースに戻るのが少し遅いと感じた。悪い送球をした」と振り返っている。
12回の決着と今後の展望
12回表、ホワイトソックスのJordan Hicksが1アウト満塁のピンチを背負ったが、Ben Riceを三振に切り、Sanchezを二塁ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。そして12回裏、Ryan YarbroughからEdgar Queroがセンターへサヨナラとなるシングルヒットを放った。この打球は打球速度68.4mph、飛距離227フィートのブロウアップ(ポテンヒット)となり、Tristan Petersが生還した。
この勝利により、ホワイトソックスは順位表でクリーブランドとの差を1.5ゲームに留め、ミネソタに1ゲーム差まで詰め寄った。一方のヤンキースは、AL東地区でタンパベイ・レイズを僅差で追う状況の中、痛恨の敗戦を喫した。
試合の主要データ
| プロジェクト | ホワイトソックス | ヤンキース |
|---|---|---|
| 最終スコア | 6 | 5 |
| 得点圏打率 | 13 回中 3 回 | 16 人中 3 人 |
| 残塁数 | 8 | 10 |
| ブルペン成績 | 6 IP、4 H、1 R、0 ER | – |
ヤンキースはRate Fieldでの最終戦を終え、その後はシカゴ・カブスとのシリーズに向けて本拠地へ戻る予定である。ホワイトソックスは、明日午後の試合でシリーズタイ(2勝2敗)に持ち込める機会を得た。