ドナルド・トランプ大統領は水曜日、オーバルオフィスでのイベントにおいて、ワシントン・ダレス国際空港の全面的な刷新計画を発表した。この計画には225億ドルの債権発行による資金調達が含まれており、老朽化した施設の近代化を通じて、同空港を「世界最高峰」のゲートウェイへと変貌させることを目指している。
トランプ大統領がダレス国際空港の22.5億ドル規模の刷新計画を発表
「最悪の空港」からの脱却と施設の大幅拡張
トランプ大統領は、ダレス国際空港を「最悪の空港」であり「不可能な空港」であると厳しく批判し、利用者が場所から場所へ移動するために歩かなければならない「異常な距離」を問題視していた。大統領は、世界中のトップ建築家による30以上の提案を広範に検討した上でデザインを選定したと述べ、今回の刷新をワシントンD.C.を「再び安全で美しくする」取り組みの一環として位置づけている。
具体的な拡張計画として、500万平方フィート以上の新設または改修スペースの追加が盛り込まれている。主な変更点は以下の通りだ。
- 「基本的に災害」と表現された現在のCおよびDコンコースの建て替え。
- 32,000台収容可能な多層階の巨大駐車場の建設。
- 中央歩行トンネルの設置。
- チェックインエリアの近代化、セキュリティ審査の効率化、ホテルの導入。
- 多数の新しいレストランやショップ、および大規模なユナイテッド航空のポラリス・ラウンジの設置。
なお、エエロ・サーリネンが設計した象徴的なメインターミナルについては、その価値を認め、保存される方針だ。
物議を醸した「ピープル・ムーバー」の撤去
これらの車両に代わり、エアトレイン(空港内鉄道)の接続を強化することで、より効率的な移動手段を確保する計画だ。

資金調達と完了までのタイムライン
完了時期については、トランプ大統領とユナイテッド航空の間で認識に乖離が見られる。トランプ大統領は2年以内の完了を希望しているが、ユナイテッド航空はプレスリリースの中で、今後10年かけて「現代的な世界クラスのゲートウェイへと変貌させる」という長期的な見通しを示している。ダフィー長官は、来春の建設開始を目指していると述べた。また、実現には議会からの承認が必要になる可能性があるとしている。
戦略的背景と将来の展望
ダレス国際空港は、メトロポリタン・ワシントン空港局(MWAA)によって運営されており、もともと同局が掲げていた10〜20年先のマスタープランに基づいた新ターミナルやエアトレインの改善案が、今回の政権承認プランに組み込まれている。ただし、大きなガラス窓や金色の鏡面天井といったデザイン要素は、政権側の意向が強く反映されたものであるとされる。
なお、トランプ政権は以前、空港の名称をトランプ氏の名に変更することに関心を示していたことがNbcニュースで報じられていたが、水曜日の発表の中で名称変更についての言及はなかった。