英国および米国ノースカロライナ州など一部の地域で続いていた熱波が、今週末の気圧配置の変化により終息に向かいます。英国では北からの風により気温が低下し、ノースカロライナ州でも冷涼な前線の通過と降雨により、記録的な高温からようやく解放される見通しです。
Met Officeが予測する英国の気温低下と3度目の熱波の終息
英国:北風による気温低下と熱波の終息
この変化の要因について、Met Officeの主任予報官であるクリス・バルマー(Chris Bulmer)氏は次のように述べています。「私たちは今、この非常に暑い天候の呪縛が解け始めるのを目撃しています。暑さが和らぐにつれて、天気もより変わりやすくなり、いくつかのシャワー(にわか雨)や雷雨が発生する可能性があります。週末までには、気温は時期相応の平均的な気温にかなり近づくはずです」

クリス・バルマー氏が解説する北風によるスコットランドとイングランド北部の冷却
フレッシュな北風が吹き込むことで、スコットランド、北アイルランド、イングランド北部では気温が数度低下し、顕著な冷却が見込まれます。一方で、南イングランドなど英国の大部分では依然として平均より高い気温が続く見通しです。同地域では、熱波の基準値に達するか、それを超える状態が12日間連続で続いていました。また、高気圧が来週初めまで英国付近に停滞するため、雨は降るものの、依然として例年より乾燥した晴天が続く可能性があります。

寒冷前線の通過で春の気温を取り戻すノースカロライナ州ピードモント・トライアド地域
ノースカロライナ州:熱波の終息と気象の推移
米国ノースカロライナ州のピードモント・トライアド地域でも、春らしからぬ暑い一週間が続いていました。3月1日以来、気温が80度(華氏)を超えたのは土曜日の午後で19回目となり、春というよりは真夏のような気候でした。しかし、日曜日に通過する寒冷前線がこの熱波に終止符を打つと報じられています。
土曜日の夜から日曜日の朝にかけて、光の帯のような小雨が通過する予定ですが、降水量は非常に少ない見込みです。日曜日の午後の最高気温は、土曜日と比較して20度以上低くなると予測されており、ようやく春らしい気温に戻ると期待されています。
ダイアル・ホアン氏が語るカリフォルニア州ベイエリアの季節平均を上回る高温の継続
カリフォルニア州ベイエリア:季節外れの高温からの緩和
米国西海岸のカリフォルニア州ベイエリアでも、冬の終わりから春にかけて記録的な高温が続いていました。2025-26年の冬の最終週は、季節平均よりも15〜20度高い気温を記録しました。春の到来とともに金曜日は「焼けるような暑さ」となりましたが、週末にはいくらかの緩和が見込まれています。

国立気象局(National Weather Service)の気象予報士であるダイアル・ホアン(Dial Hoang)氏は、今後の見通しについて次のように語っています。「土曜日にはいくらかの緩和が見られるでしょう。そして日曜日には、さらに少し緩和が進むはずです」。ただし、同気象局によると、これは気温が平年並みに戻ることを意味するわけではありません。気温は春の初めの季節平均よりも5〜10度高い状態が続き、来週までその傾向が維持される可能性が高いとされています。
Find more reporting in our 科学&テクノロジー section.
