マッカール上院議員、リハビリ施設へ転院 数週間の入院を経て声明を発表
ケンタッキー州選出のミッチ・マッカール上院議員(84歳)は日曜日、数週間にわたる入院生活を経て、自身の健康状態について公式なアップデートを行った。同議員は6月14日に転倒して入院していたことを明らかにし、現在は病院からリハビリテーション施設へ転院し、回復に向けて取り組んでいると報告した。
マッカール氏は声明の中で、今回の入院の経緯について詳細を説明した。医師団の診断によれば、転倒による骨折や脳震盪(のうしんとう)は確認されず、心臓発作、脳卒中、腫瘍、出血といった深刻な疾患も否定された。しかし、転倒時に一時的に意識を失い、入院後には軽度の肺炎を併発したため、入院期間が長期化したという。

幼少期のポリオの影響と転倒の背景
同議員は、今回の転倒について、幼少期に患ったポリオの後遺症が年齢とともに影響を及ぼしていると説明した。主治医の報告によると、マッカール氏は今年に入ってから複数回の転倒を経験しており、いずれもポリオの後遺症による歩行や移動の困難さが関連しているという。
医師団は、マッカール氏が包括的な検査を受けた結果、骨折等の重大な外傷はなかったと改めて強調した。入院期間中は、肺炎に対する抗生物質による治療が行われたほか、今後は将来的な転倒リスクを軽減するための物理療法(理学療法)に注力していく方針である。医師団は、同氏が集中物理療法プログラムを継続することについて医学的な許可を出している。

「職務を全うする」――引退までの決意
マッカール氏は、自身の健康状態に対する憶測が飛び交っていたことについて、高齢に伴う脆弱(ぜいじゃく)さを公にすることへのためらいがあったと心境を吐露した。「公の場にいても、そうした本能を感じてしまう」と述べ、沈黙が続いていた理由を説明した。
現在、同議員は医師の助言に従い、上院での投票にはまだ復帰していない。しかし、自身の職務については「休暇を取っているわけではない」と強調し、立法スタッフやケンタッキー州のチームと連携し、構成員へのサービスや上院の業務を継続していると述べた。
マッカール氏は、自身の7期目の任期が終了する来年1月に上院を引退する予定である。声明の中で同氏は「まだ成し遂げるべき仕事がある。選出された任務を最後まで全うするつもりだ」と述べ、任期満了まで職務を継続する強い意志を表明した。

憶測を呼んだ長期の不在と公開された写真
マッカール氏の入院期間が長期化したことで、健康状態をめぐる憶測がインターネット上などで過熱していた。これを受け、ケンタッキー州のアンディ・ベシア知事(民主党)は、透明性のある情報公開を求める異例の要請を行っていた。
こうした状況に対し、マッカール氏のオフィスは、妻のエレイン・チャオ元運輸長官とともに笑顔で写る写真を公開した。写真の中で同議員は、7月12日のワシントン・ポスト紙のスポーツ面を手に持っており、生存と回復を視覚的に示す形となった。
現在、共和党は上院で僅差の過半数を維持しているが、土曜日にサウスカロライナ州選出のリンジー・グラハム上院議員(71歳)が死去したことで、議席数に影響が生じている。マッカール氏は、可能な限り早期に上院本会議へ復帰し、職務に戻ることを目指している。

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