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2026-02-18 22:00:00
俺たちの選択は、間違っていなかった! ……のか?
みんな大好き、『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』と『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』。この2大ファンドが揃って、総資産額10兆円超えを果たしました。
S&P500は2026 年 1 月 7 日に、オルカンは同年2月9日に、この過去最大の偉業を達成。どちらも2024年秋の5兆円超えから、わずか1年での記録更新となるようです。
最新の「純資産総額ランキング」でも、この2本はツートップを独占(※現時点で総資産額は10兆円を割っていますが……)。どちらも3位の「インベスコ 世界厳選株式オープン」に対して、トリプルスコアを叩き出しています。
低コスト、広範な分散、そして良好なトータルリターン。この2本には、まさに「これが正解」と思わせる説得力がありますよね。
……ただ、『eMAXIS Slim米国株式(S&P500)』の総資産額10兆円超えのプレスリリースに、興味深い事実が記載されていました。引用しておきましょう。
「これは、従来の記録である弊社ファンド『グローバル・ソブリン・オープン (毎月決算型)』(以下、グロソブ)の 2008 年8月 8 日時点の 5 兆 7,685 億円を更新するものです」
え、グロソブ? 知らん…なにそれ…怖…。
調べてみると、グロソブとは、主に米国、欧州、豪州など信用力の高い先進国の国債(ソブリン債)に投資して、毎月分配金がもらえる商品。当時の投資家たちは、「キャッシュフロー」を重視していたので、総資産額5兆円超という絶大な人気を誇っていたようです。
いわば、その時は「それが正解」だったわけですね。
ところが、記録樹立直後の2008 年 9 月 15 日、リーマン・ショックが勃発。そこから王者の転落が始まります。ショック後、円高と金利低下が同時進行し、為替差損と利回り低下が直撃。結果として、”株より安全”だったはずの債券ファンドで、「分配金の減少」や「元本割れ」が起きてしまったのです。
それ以降、グロソブの総資産額は、急速にシュリンク。国内において過去最大のファンドだったという痕跡を見つけるには、チャートを20年前まで遡らなければなりません。

この物語は、単なる”過去の笑い話”では済まないでしょう。
なぜなら、現状におけるS&P500およびオルカンの成長は、米ビッグテック銘柄の寄与度が高いから。その前提が崩れたら、グロソブの二の舞いとなる可能性も否定できません。
実際、年初からAIバブルへの恐怖は、日に日に高まっています。ビッグテックたちの過剰なインフラ投資は、本当にペイするのか? 市場関係者は疑いの目を向け始めています。
もちろん、これらの懸念は、杞憂に終わるかもしれません。でも、投資に“絶対”はない――その前提だけは、忘れないでいたいものです。
#スリムSP500オルカン10兆円時代の光と影絶頂の裏にある既視感 #Business #Insider #Japan