東京の高層ビル群からわずか 1 時間ほどのところに、もう一つの東京があります。南の海に浮かぶ大島と八丈島は、手つかずの自然と暮らしの中で静かに息づく火山島です。
険しくも美しい火山景観、鬱蒼とした森林、透き通った海は、訪れる人の五感を呼び覚ます舞台となっています。ここでは、喧騒から離れて、心に残る瞬間を発見する時間があります。
心の赴くままに、まだ見ぬ日本の姿に出会い、人生の宝物を探す島旅に出てみませんか。
八丈島:自然の力で心と体を元気にするウェルネス&カルチャー体験
東京から南に約 286 キロメートルの太平洋上に位置する八丈島は、2 つの山に抱かれた緑豊かな亜熱帯の島です。黒潮の恵みを受けた温暖な気候、深く透き通った「八丈ブルー」の海、溶岩が削る素晴らしい地形が、臨場感あふれる体験を生み出します。
代々受け継がれてきた伝統織物「黄八丈」をはじめとするこの島の暮らしには、自然とともに暮らしを形作ってきた人々の知恵や美意識が息づいています。自然、文化、人の温かさが緩やかに融合する、五感を満たす旅を体験していただけます。
八丈ブルーの海と緑豊かな美しい八丈島
夕空に浮かぶ八丈小島 静寂が世界を包み込む瞬間
Cruise around Hachijo-kojima by Boat
八丈島の北西わずか7.5キロの海に静かに浮かぶ無人島、八丈小島。そこに向かって航海し、海から島を眺めると、時を超えた静寂の感覚に包まれます。 1969 年以来無人島となっているこの島は、雄大な崖や岩が海に溶け込んでいるかのような原始的な風景に囲まれています。
シュノーケリング:ウミガメと水中散歩
透き通った八丈ブルーの中でのシュノーケリングやスクーターシュノーケリングは、魅惑的な体験です。優雅に泳ぐウミガメと一緒に漂っていると、時間が海と溶け合うようで、水中の感動的な瞬間を写真に残すことができます。
水面下の光と音、そして無重力の静寂が心を優しく落ち着かせ、初心者でも楽しめる体験です。
穏やかな青い世界でウミガメと一緒に泳ぐ
南原千畳敷リトリートヨガで自分に戻る
夕暮れ時には、ペルミアンロックスの南原海岸の横にある広大な芝生の上でリトリート ヨガ セッションに参加しましょう。波音と潮風に包まれながら、沖合に浮かぶ奇岩とその先に広がる八丈小島を眺めながら、深呼吸して心と体が自然と調和するのを感じてください。一日の終わりに、自分に戻る静かなひとときをお楽しみください。
波のリズムに合わせて呼吸:自然と一体となる瞬間
島のシンボル「黄八丈」の織り体験
島のシンボルであり、国の伝統的工芸品である黄八丈織りをぜひ体験してください。島に自生する植物で染めた黄、黄、黒の3色の絹糸を使い、機織り師の指導のもと、約12cm×12cmの小さな布を作ります。
ひと針ひと針に、自然の色彩と島の時間感覚が静かに息づいています。自分だけのオリジナルデザインを織る体験は、伝統的な職人技に触れる瞑想的なひとときを提供します。完成した作品は、八丈島の風と光、そして旅の余韻とともに、自分だけの記念品として持ち帰ってください。
自然の色合いと職人の技が出会う黄八丈の織機
大島:地球の息吹を感じるダイナミックな火山体験
東京から南に約120キロメートルのところに、伊豆諸島最大の大島があり、今も火山活動が続く「生きた島」です。
島の中心にそびえ立つ三原山 (758 メートル) は、島の風景と人々の生活を形作ってきました。漆黒に染まった大地、風に削られた断崖、過去の噴火の記憶を残す地層――ここでは、自然とともに生きることの意味を肌で感じることができます。
荘厳な景観だけでなく、火山環境の恵みを生かした食文化や技術にも、島独自の知恵が息づいています。
三原山から生まれた命の島、大島
火山が彩るモノクロ風景 裏サバク砂漠ハイキング
三原山の東に広がる裏砂漠は、黒い火山岩(スコリア)に覆われた広大な土地で、日本唯一の砂漠です。真っ黒な大地が広がり、空と海の青さが驚くほど鮮明に浮かび上がります。
風があなたの周りを動き回り、一歩ごとにあなたは足音だけが響く静寂の世界へ連れて行かれます。訪れた人は、その非日常的な風景の中で、自然の偉大な力と自分自身の存在の小ささを感じずにはいられません。
漆黒の大地と澄んだ空が響き合う、三原山の裏砂漠の静寂な風景
地球15,000年の芸術作品
三原山の麓を巡る小道をたどると、地球の記憶が残っているかのような雄大な風景が広がります。島を代表するランドマークのひとつ、通称「バームクーヘン」として有名なグレートロードカットです。
高さ約 24 メートル、長さ約 630 メートルの縞模様の地層は、約 15,000 年にわたって繰り返される火山の堆積によって形成されました。その彫刻の美しさは、しばしば「地球の年輪」と形容されます。
時間と火のエネルギーによって形作られたこの自然の芸術品の前に立つと、訪問者は地球の広大なスケールの中での自分の場所を本能的に感じます。大島では、火山と人、時間が織りなすドラマを五感で体感できます。
幾重にも重なる火山の息吹と時の流れが静かにささやきます。
島限定のグルメとお土産
黒潮が育んだ海の幸をアイランドテーブルで味わう
八丈島・大島周辺の海は黒潮の恵みを受けた豊かな漁場です。旬の魚を使った料理は極力手を加えず、素材本来の旨味を活かした料理をご提供いたします。一口ごとに、その風味は島の海と空気の記憶を呼び起こします。
伝統と創造が融合する八丈島・大島の美食体験
島ならではの新鮮な海の幸を味わうなら、八丈島や伊豆大島の個性豊かな郷土寿司をぜひご賞味ください。
八丈島でぜひ味わっていただきたいのが、島名物の島寿司です。このユニークな寿司は、近海で獲れた魚を甘めの醤油ベースのタレに漬け込み、ピリ辛のマスタードを添えて提供することで、独特の風味を生み出しています。
酢飯の作り方から刺身の切り方、寿司の作り方まで丁寧に教えてもらえる体験プログラムも用意されています。これらの体験は、明日葉の天ぷらやつみれ汁など、島の暮らしを物語るシンプルでありながら味わい深い料理によって引き立てられています。
一方、大島は「べっこう寿司」で知られており、その魚の色が琥珀色に輝くことから名付けられました。酢飯と一緒にいただき、味付けはわさびではなく島唐辛子や辛口醤油でピリッと辛い味わいです。離島ならではの保存の知恵と水揚げの鮮度が見事に反映された郷土料理です。
八丈島の島寿司を大島のべっ甲寿司と並べて味わうと、それぞれの島の気候、地形、文化がその料理をどのように形作っているのかがわかります。
八丈島の島寿司を島中で味わう郷土料理
さらに、樹上で完熟させた八丈フルーツレモンや、のびのびと育てたジャージー牛から作るモッツァレラチーズやプリンなど、自然の恵みを活かした島の味も魅力です。
火山島の自然と人の手が織り成す本物の味わいが、旅の余韻を豊かに彩ります。
椿が紡ぐ大島の物語 椿油
大島の名物は椿油。島に自生するヤブツバキの種子から搾った天然オイルは、料理やスキンケアに適した高品質な製品として知られています。
約100年にわたり島の椿油作りを受け継いできた高田では、玉締め(石臼で挽いた)圧搾機を使った伝統的な抽出方法を体験できます。この丁寧な工程には、島の人々の誇りと洗練された美的感覚が反映されています。
日本の椿の花
東京の南に広がる伊豆諸島への海と空の旅は、それ自体が体験の一部です。伊豆大島へは、東京の竹芝桟橋から高速ジェットフェリーまたは夜行大型客船でアクセスできます。船を水面上に持ち上げる技術を活用し、揺れが少なくスムーズで快適な乗り心地を実現したジェットフェリーです。または、調布空港から小型プロペラ機に乗ってわずか 25 分で島に到着します。
八丈島は、竹芝桟橋からの夜行客船(約10時間)や羽田空港からの定期便(約1時間)など、離島としては意外とアクセスが良い島でもあります。
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