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2026-01-01 23:00:00
- ヘンリー・アンド・パートナーズによると、民間医療費の急騰を理由に、裕福なファミリーが移住する場所を変えているという。
- あるグローバル指数が、医療費の格差が億万長者の移住を変えていることを明らかにしている。
- 専門家によると、アメリカやアジアの民間医療費が上昇する中、ヨーロッパは医療のコストパフォーマンスが高いという。
世界的な富裕層の移住が増加しているが、これは見過ごされがちだがますます決定的な要因となっている医療費と関係しているようだ。
移住コンサルティング企業のヘンリー・アンド・パートナーズ(Henley & Partners)によると、同社の顧客データと世界的な医療の指数による費用比較から、裕福な一族は今や、住む場所を税や生活スタイルだけでなく、長期的な民間医療の費用を重視していることがわかったという。
同社は2025年に、92の国の富裕層から依頼を受け、50を超える居住権・市民権プログラムで顧客をサポートしていると声明で述べた。
2025年第1~3四半期の申請は、前年同期比で43%急増したという。
「国境を越える移動は、富裕層にとって主要なリスク管理戦略になっている」とクリスチャン・H・ケーリン(Christian H. Kaelin)会長は述べた。
「クライアントは居住権や市民権へのアクセスだけでなく、そのライフスタイルを維持するのにかかる、リアルなコストを精査している。特に、信頼できる民間医療の費用だ」
「書類上は魅力的に見える場所も、実際の医療費のリスクが分かると、魅力は半減する」とケーリンは付け加えた。
国による医療費の違い
ヘンリー・アンド・パートナーズは、スイスのSIPメディカル・ファミリー・オフィス(SIP Medical Family Office)が12月の初めに発表した、SIP医療費指数2025(SIP Health Cost Index 2025)を引用した。この指数は2025年8月現在の国際民間医療保険(IPMI)の保険料に基づき、民間医療の実質的費用で、50カ国をインデックス化している。
その結果は明白だ。
- アメリカの民間医療市場は、世界で最も高額であることが分かった。IPMIの年間平均費用は、1人あたり1万7968ドル(約269万5200円)。
- 香港とシンガポールがそれに続き、医療費の平均はそれぞれ1万6175ドル(約259万0円)と1万4231ドル(約224万5800円)だった。
- 中国、タイ、台湾はいずれも、今、最も高額な市場トップ12にランクインしている。高水準医療機関の需要や入院費の上昇によるものだ、とレポートは述べた。
ヨーロッパでは、イギリス(1万1726ドル[約181万7500円])とギリシャ(9654ドル[約149万6300円])が高額で、保険税も理由の1つだという。一方でスイスは、ランキング中位で8912ドル(約138万1000円)、アラブ首長国連邦(UAE)は世界第10位で、平均9680ドル(約150万円)だった。
南アフリカ、サウジアラビア、モナコなど中位の国々は、約7100~7600ドル(約110万円~117万8000円)だ。
隠れたコスト・ショック
SIP医療費指数2025を算出するSIPメディカル・ファミリー・オフィスのケビン・ビュルクラー(Kevin Bürchler)CEOによると、民間医療の費用は「世界的に上昇しているが、ペースとパターンは劇的に異なる」という。
Business Insiderへの話の中でビュルクラーは、イタリア、ポルトガル、オーストリアなどを「価値ある」場所として挙げた。費用が安く、スイスやドイツなど上位に位置する医療の中心地にも近いからだ。
超富裕層は高額な保険料を甘受することはできるが、裕福な家庭の中でも退職後の計画をしているファミリーはコスト格差が問題になるとビュルクラーは述べた。
「民間医療保険に3万ドル(約465万円)以上払うのと1万ドル(約155万円)払うのでは大きな違いだ」し、「診察にかかるのが500ドル(約7万7500円)か、50ドル(約7550円)か」もそうだとビュルクラーは付け加えた。
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